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特定小電力トランシーバーとは?メリットや注意点をわかりやすく解説

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特定小電力トランシーバーとは?メリットや注意点をわかりやすく解説

コンパクトな無線機を選ぶにあたって、特定小電力トランシーバーという選択肢があります。アマチュア無線のように個人がプライベートで使うことはできませんが、使用においては資格や免許が必要なく、使い勝手の良い無線として重宝されるトランシーバーです。

今回は、特定小電力トランシーバーの概要や使用するメリット、注意点を解説します。その上で、弊社のスマホインカムアプリ「Buddycom」(バディコム)を紹介します。特定小電力トランシーバーの導入を検討している方は、メリットや注意点を理解し、Buddycomと比較検討してみてください。

特定小電力トランシーバーとは?

特定小電力トランシーバーとは、特定の小電力無線局の電波を使って通信する無線機で、業務用として使用できるトランシーバーのことを指します。

小型のトランシーバーとなっていて、他の周辺機器に影響しないほどの小さな出力で通信が可能なので、医療現場や商業施設、交通、福祉、飲食店などさまざまな場面で利用されています。業界や業種を問わず使いやすい無線機となっています。

中には中継器や防水・防塵にも優れた機種があり、特定小電力トランシーバーという種類の中でもさまざまなタイプの商品が販売されています。特定小電力トランシーバーを販売している会社として、ALINCO(アルインコ)dj様やIcom(アイコム)様、KENWOOD(ケンウッド)ubz様などがあります。UBZやDJ、SRSシリーズなどのビジネス向けのトランシーバーもあり、各サイトのショップで購入できます。取扱説明書付きなので、初めての方でも使うことができます。

特定小電力トランシーバーと他の無線機は何が違う

特定小電力トランシーバーと他の無線機の違い

特定小電力トランシーバーの特徴を解説するために、他の無線機との違いを紹介します。

IP無線機との違い

IP無線機は、特定小電力トランシーバーのように資格や免許がなくても利用できます。違いとしては、IP無線機は携帯の通信網から通信するという点が挙げられます。

IP無線機は携帯電話の通信網内であれば、国内のどこでも繋がることができます。しかし、携帯電話が圏外になる山岳地帯や地下、海外などでは、使えなくなります。また、携帯電話の通信網を使うので、毎月の通信料が別途かかります。

一方で特定小電力トランシーバーは、通信距離は限られるものの、山岳地帯や地下でも通信は可能です。通信料もかからないので、IP無線機より導入コストを抑えることができます。
IP無線機について詳しく解説した記事がありますので、詳しくは下記をご覧ください。

業務用無線機との違い

業務用無線機は送信する出力が強いため、通信可能な距離が長く、離れた場所の人とも情報共有が行えるという特徴があります。業務用の無線機では約5㎞離れていても問題なくやり取りができて、電波を遮る物がなければ約20㎞の長距離でも通信可能です。

また、業務用無線機は本体が大きいサイズとなっています。特定小電力トランシーバーと比べて重量があるので、普段の業務や持ち運びの際に負担となってしまいます。

加えて価格帯にも違いがあり、業務用無線機は出力が強いため1台あたりの料金も高くなります。そのため、まとめて導入する場合高いコストがかかってしまいます。特定小電力トランシーバーは出力する電力が抑えられているので、比較的安く手に入れることができます。

免許の有無にも違いがあり、特定小電力トランシーバーは免許がなくても使用できますが、業務用の無線機では免許申請と登録が必要です。複数台を導入する場合、申請や登録の手続きに時間がかかってしまうことになります。
業務用無線機について詳しく解説した記事がありますので、詳しくは下記をご覧ください。

インカムとの違い

ハンズフリーで通信ができるインカムは、トランシーバーの種類の中に含まれていて、トランシーバーにヘッドセットやイヤホンマイクを接続した無線機をインカムと言います。

インカムは無線機にヘッドセットやイヤホンマイクが接続されているので、わざわざ本体を近づけなくても通信ができます。作業や移動など両手が使えない場面でも通話ができるので、業務の効率化が見込めます。

また、自分の耳に直接音声が届けられるので、音声が漏れてしまう心配もありません。業務における情報が第三者に聞かれるリスクを抑え、情報を守ることもできます。
インカムについて詳しく解説した記事がありますので、詳しくは下記をご覧ください。

特定小電力トランシーバーのメリット

他の無線機との違いを紹介したところで、特定小電力トランシーバーを現場に導入するメリットについて解説します。

1.コンパクトなサイズで負担にならない

特定小電力トランシーバーはコンパクトで軽量なサイズになっていて、持ち運びに便利です。

携帯しながら移動しても負担にならないので、アウトドアやスポーツ施設、レジャー施設など移動の多い場所でも利用できます。医療施設や飲食店、工事現場など限定されたエリアで移動する際にも活用できるので、幅広い業種や職種で使われています。ハンズフリータイプであれば、本体を耳元に近づける必要もないので、両手が塞がっていたとしても通信できます。

2.免許や登録の手続きが不要

特定小電力トランシーバーの送信出力は、0.01W以下に設定されています。

無線機などで1W以上を出力する場合、総務省の総合通信局で免許の申請と登録が必要です。特定小電力トランシーバーは小さい出力で使用するので、専用の免許申請や登録の手続きをせずに使うことができます。そのため、手に入れてから素早く現場に導入することができます。手続きが必要ないので、導入までをスムーズに行えます。加えて従業員間でのレンタルなども可能で、業務の効率を向上させることが期待できます。

3.低価格で利用できる

特定小電力トランシーバーの購入や通信料といった費用については、他の無線機に比べて抑えることができます。

特定小電力トランシーバーは小さい出力で利用できるので、業務用無線機やIP無線機と比較しても1台あたりの価格は低くなっています。低価格で購入できるので、大量に購入してスタッフに貸したいという場合に適しています。また、IP無線機のように携帯キャリアの通信網ではなく、特定の小電力無線局電波から通信するので、毎月の通信料もかかりません。購入費用以上はお金がかからないので、費用を抑えられます。

4.バッテリーが長く持つ

特定小電力トランシーバーは出力を抑えて利用できるため、バッテリー持ちが良く長時間の作業でも活用できます。

単3乾電池1本だけで24時間以上持つタイプが多く、電池の消耗が少ないというメリットがあります。特に医療施設やレジャー施設など、常に動き回っている現場では、電池交換の回数を減らし、お客様へのサービスを中断しなくて済みます。他にも、単3乾電池3本で80時間稼働したり、充電式で24時間以上使える型もあり、バッテリー消耗によるトラブルを少なくできます。

5.タイムラグを少なくできる

特定小電力トランシーバーでは電波の送受信が早いので、短いタイムラグで通信できます。

タイムラグがあると会話がずれてしまい、スムーズな通信ができないというデメリットがありましたが、特定小電力トランシーバーでは素早い電波の送信・受信によって、タイムラグを短くして通信ができるようになっています。スムーズな通信が可能なので、業務効率の向上や通信時のストレスを減らすことが期待できます。

特定小電力トランシーバー使用時の注意点

無線機使用できなくなる注意書き

さまざまなメリットがある特定小電力トランシーバーですが、今後一部の無線機やトランシーバーが使えなくなってしまう可能性があります。特定小電力トランシーバーの使用における注意点を解説します。

総務省の電波法改正に伴い、一部の特定小電力トランシーバーや無線機が使えなくなることが決定されました。2022年11月以降から使用不可になる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響等で無線機の移行や製造に遅れが生じたため、2024年11月30日に延長されています。

そもそも周波数や電波には限界があり、アナログ方式の無線機や古い機種のトランシーバーを使用すると周波数や電波を大幅に使ってしまいます。効率的に周波数や電波を使用するために、アナログ方式やデジタル方式が混在している状況を統一させるとして、電波法が改正されることになったのです。

電波法の改正によって、旧スプリアス規格の特定小電力トランシーバーは使えなくなります。旧スプリアス規格とは製造年月が古いものを指し、新規格の特定小電力トランシーバーであれば問題なく使用できます。使用している特定小電力トランシーバーが旧式か新式であるか確認する方法として、各機種に表示されている技術基準適合証明番号を参考に総務省のホームページで検索して調べることができます。

また、アナログ簡易業務用無線機も使用できなくなります。電波の送受信をデジタル方式に統一することになり、アナログ方式の無線機は使用できなくなってしまいます。具体的には、周波数が350MHzと400MHzの無線機が使えなくなります。

2024年の11月30日以降から使用できる特定小電力トランシーバーに制限がかかるので、現場に導入する場合新規格の特定小電力トランシーバーであるかチェックしなければいけなくなり、管理は難しくなるケースが多いです。

また、特定小電力トランシーバーは通信できる範囲が狭かったり、第三者と繋がってしまう混信やノイズなどが発生するリスクもあるなど、デメリットもあります。特定小電力トランシーバーを導入するかは慎重に検討する必要があります。

面倒な管理や移行などをしたくないという方には、スマートフォンやタブレットから使用できるトランシーバーアプリがおすすめです。効率的な業務や管理を実現するために、トランシーバーアプリに切り替えましょう。

業務用のトランシーバーにはBuddycomがおすすめ

No1訴求

トランシーバーアプリは、スマートフォンやタブレットなどのデバイスにアプリをインストールして利用するもので、インターネットを介して通信を行います。通信距離を気にする必要がなくなり、申請や登録も不要です。加えて通信環境も安定し、混信やノイズ、盗聴といった情報漏洩のリスクも大幅に抑えることができます。

このように、特定小電力トランシーバーからトランシーバーアプリに切り替えることで業務の効率化を図れるので、円滑な情報共有を実現したいときは、導入を検討してみてください。

今回はトランシーバーアプリの中でも、弊社が運営するアプリケーション「Buddycom」の特徴やメリットを紹介します。

Buddycomとは?

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「Buddycom」はインターネットでの通信によって、スムーズなコミュニケーションをサポートするインカムアプリです。自社開発で、無線機やトランシーバーの機能がスマートフォンで使用できるシステムとなっています。

従来の無線機やトランシーバーは、混信や免許申請といった課題に加え、持ち運びにおいて従業員の負担になるとされていました。さらに、機器の修理・点検などの管理についてもランニングコストがかかるため、費用負担が大きいという課題がありました。

これらの問題点を、Buddycomであれば解決することができます。現場とのコミュニケーションを円滑にする豊富な機能を使うことができ、フロントラインワーカーにとって使いやすい使用感を実現しています。複雑な操作もなく、簡単に使い始められるので、導入のハードルも下げることができます。

Buddycomの特徴を以下にまとめましたので、ぜひ一覧ください。

1.さまざまなシチュエーションに対応できる通話機能

Buddycomではさまざまな通話機能が利用可能で、通話相手や人数によって使い分けることができます。

個別通話やグループ通話に加え、グループ間で通話できるマルチグループ受信や、異なる企業間で通話ができる企業間通話といったように、通話の相手によって一度で情報共有ができるようになっています。情報伝達に関わる人が多いと、意図しない形で伝わってしまう可能性がありますが、Buddycomの通話機能であれば直接情報が伝えられます。

また、双方向での通話や電話発信、チャット機能などシチュエーションに応じたコミュニケーションを取ることができ、スムーズな情報共有を可能にします。

2.現場の状況を把握できるライブキャスト機能

業界初のライブキャスト機能がBuddycomには搭載されていて、現場の状況を映像でグループで共有することができます。現場の状況は通話やチャットで伝えにくいときもあるので、ライブ映像で配信して、他の現場にいる従業員に共有させることができます。

ライブ映像を配信中はグループ通話も同時にできるので、リアルタイムの現場を実況して解説でき、補足での説明もできます。ライブ映像には遅延もほとんどないので、クリアな映像を共有できます。

※ライブキャスト機能はライブキャストプランに加入が条件です。ライブキャストプランに加入しないとライブキャスト機能が利用できません。

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TALK画面

グループ発話

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CHAT画面

チャット、トーク履歴

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エンタープライズプラン
LIVE画面

ライブキャスト

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MAP画面

メンバーの位置確認

3.MAP機能

従業員の位置情報を把握できるMAP機能では、エリアごとにユーザーと通話したいときときに活用できます。MAP内通話を利用すれば、Buddycomをインストールしているユーザーのうち、オンライン状態になっている端末と通話できます。相手に現在地を尋ねる必要がないので、効率的な情報共有ができます。

ヘルプを要請するときなど、従業員間の物理的距離が重要になる場面では、MAP機能が活躍します。

4.便利なテキスト化や翻訳

Buddycomでは、通話音声をテキストに起こしたり翻訳機能も使うことができます。

通話に出られなかったり、外国語でやり取りする場面では、情報共有が遅れて業務に影響が出る可能性もあります。通話に出られないときは、通話音声をテキスト化することで、デバイスの画面上で通話内容を把握できます。また、送受信する音声内容を翻訳することで、言語に悩むことなくコミュニケーションが取れます。

掛け直しや翻訳などの手間をカバーしてくれる、便利な機能もBuddycomには搭載されています。

※通話音声のテキスト化は、エンタープライズプランへの加入が必要です。テキスト化機能を使いたいときは、エンタープライズプランへの加入手続きを忘れずにしましょう。

他にも、管理コンソールによるアプリデータの一括管理や、暗号化などの安全なセキュリティ、ChatGPTといった最新のオプションも利用できます。管理やセキュリティについてもアプリ内で全て完結するので、運用負担もほとんどありません。

Buddycomは従来のトランシーバーの機能をアプリで使用でき、かつ便利な機能もあり使い勝手が良いツールとして人気を誇っています。

Buddycom使用に必要なもの

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Buddycomを現場に導入するときは、準備が必要です。

Buddycomはデバイスからアプリをインストールすることで使用できるので、スマートフォンやタブレットなどは必須です。また、Buddycomは周辺機器などのアクセサリーにも対応していて、お客様の99%が周辺機器を利用しています。そのため、業種や職種に合わせて適切な周辺機器を用意するのがおすすめです。

周辺機器と連携すると、スマートフォンやタブレットでの操作が必要なくなり、業務を止めることなくコミュニケーションが取れます。周辺機器にはスピーカーマイクやヘッドセット、イヤホンなどさまざまな製品があり、多くの周辺機器にBuddycomは対応しています。周辺機器のページはこちら

また、インターネットの通信網を利用するので、ネットワーク環境を安定させましょう。4G・5GやWi-Fiなどを利用することで、タイムラグの少ないスムーズなコミュニケーションが可能です。

ここまでBuddycomの特徴や導入するメリットを紹介しましたが、使用感が分からなかったり、周辺機器の悩みがある方も多いと思います。

Buddycomは1ヶ月間の無料トライアルがあり、Buddycomの使用感を試す期間が設けられています。周辺機器のレンタルも可能で、試用期間としても利用できます。Buddycomについての相談にも対応しているので、安心して導入準備を進められます。

Buddycomや周辺機器の詳細についてはカタログでも案内しています。まずは無料トライアルから始めてみましょう。

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