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インカムとは?機能の特徴や活用例を5分で解説。おすすめの周辺機器も合わせてご紹介

特集記事
インカムとは?機能の特徴や活用例を5分で解説。おすすめの周辺機器も合わせてご紹介

インカムを活用することで、幅広い現場での意思伝達がスムーズになり、円滑な業務を遂行できるようになります。この記事では、インカムとはどのような特徴を持っているのか、活用例やインカム使用時のポイント、導入事例などを例に挙げインカムを徹底解説します。

インカムの基礎知識

インカムとは、作業現場やイベントなどで幅広く使われている無線通信機器のことを指します。通信機器というと、トランシーバーを思い浮かべる人も多いかと思いますが、インカムはトランシーバーにはないメリットも数多くあります。

P3日本人モデル女性
Buddycomのアクセサリー|MKI-P3の商品ページ

インカムの定義とは

インカムとは、「インターカム」とも呼ばれる機器であり、正式名称を「インターコミュニケーションシステム」と言い、無線通信機器の一種である。マイクとヘッドフォンが一体化しており、相互通信が可能な機器をさし、文字通り複数人での同時通信が必要な場面で用いられます。
インカムという言葉は、和製英語つまり造語であるため、本来の英語とは呼び方が異なります。英語での「income」は、所得や収入を意味する言葉ですので、混同しないように注意しましょう。インカムの正確な英語は「headsets」です。
ip無線やトランシーバーなど含めてインカムと総称することも多々あります。

もともと、インカムは有線の機器が主流でしたが、現在では無線の機器が主流となっています。インカムの定義は業界によって異なり、従来の主流であった有線の機器をさすケースもあれば、コールセンターなどで電話機に接続して使用するヘッドセットをさすケースもあります。有線タイプであれば、セキュリティ面や通信品質の面で安心して使用できます。

インカムの基本的な仕組み

インカムの仕組みは電話と同じであり、通信をする人同士で会話が可能です。電話と異なるのは、話し手1人の会話および送話者と受話者の会話を、複数人が同時に聞ける点にあります。一度の発信で、インカムを使っている全員に指示が伝えられるため、情報伝達を早く進められるメリットがあります。

インカムとトランシーバーの違い

インカムとトランシーバーの違い

インカムと同じような場面で使われるのが、トランシーバーです。インカムとトランシーバーはどちらも無線機のことであり、受信機能(レシーバー)と送信機能(トランスミッション)を兼ね備えている点ではインカムと同じです。

インカムとトランシーバーの違いは、主に2つ挙げられます。ひとつ目は装着場所であり、インカムはヘッドセットやイヤホンなどを使ってハンズフリーで通信できるのに対し、トランシーバーは手に持って通信を行う必要があります。ふたつ目は発信できる人数の違いであり、インカムは複数人から同時発信が可能であるのに対し、トランシーバーは同時発信が不可能です。1人が話している間は、他の人は発信を行うことができないため、順番に発信しなくてはいけません。

これらの性質の違いから、インカムは周囲の騒音が気になる場所で、複数人が確実に情報を聞き取りたい場所での使用が適しています。一方で、トランシーバーは一対一でやり取りする場面や、同じ場所で複数人が同時に作業する現場で、スピーカー機能を使って情報を仕入れたいときに便利です。

インカムの使い方と活用例

インカムの概要について解説してきましたが、インカムはどのように使うのでしょうか。活用例と併せて解説します。

インカムの使い方

インカムを使うには、まず電源を入れてから受信チャンネルを合わせます。その後、ヘッドセットやイヤホンマイクなどインカムの使用に必要な器具を装着すると、通信者同士での会話が可能となります。
インカムの機種によっては、送信の際にボタンを押すものもあります。機種ごとに設定された使い方に合わせて通信を行いましょう。インカムの使い方については以下の記事で詳しく解説していますのでチェックしてみて下さい。

インカムの活用例

インカムは、利便性の高さから幅広い現場で活用されています。一例として、イベント会場、コールセンター、サービス業(ゲームセンターなど)、飲食業、旅館業、介護業界、運輸業、建設業、製造業などが挙げられます。バイクのツーリングで使用される場合もあります。これらの現場に共通して言えるのは、ひとつの情報を多人数で共有する必要がある点です。良い情報だけでなく、トラブルなどの緊急連絡なども、インカムを使うとスムーズに伝達できます。

具体的なインカムの導入事例については、後のテーマでさらに詳しく解説します。インカムアプリBuddycom(バディコム)についてもっと知りたい方は資料をダウンロードしてみてください。1ヶ月の無料トライアルも実施中です。無料トライアル期間中は、周辺機器のレンタルもできますのでお気軽にお申しつけください。

インカムのメリット

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どの通信機器でも同じことが言えますが、インカムにもメリットとデメリットが存在します。インカムの性質をより効率的に生かすため、メリットとデメリットを理解しておきましょう。最初に、インカムを利用するメリットを解説します。

複数人で同時通信が可能である

「インカムとは?」の項でも説明したように、インカムの最も大きなメリットは、複数人に対して同時に通信が可能な点です。インカムを使うと、作業と並行して音声通信が可能となるため、業務を止める必要がありません。例えば、顧客対応に追われている最中に情報が入っても、対応に集中できるのです。バイクの運転中に使用する場合は、リアルタイムな会話を楽しんだり、ハンズフリーで会話ができることができます。

スムーズにやりとりできる

インカムは電話回線を使わず、インカム同士で直接音声のやり取りを行います。特に災害時などは、電話回線の混雑を気にすることなくスムーズなやりとりが可能です。

通信料がかからない

通信に電話回線を使わないことで、通信料がかからないのも、インカムのメリットのひとつです。携帯電話やLTE無線機を使用した通信では、毎月の使用料金がかかり、台数が増えるほど使用料金も上がっていきます。インカムは、本体の購入代のみで通信契約をしなくとも購入当日から使えるため、ランニングコストを大幅に抑えられます。

操作がシンプルである

機種にもよりますが、インカムは基本的に操作がシンプルであり、ボタンをひとつ押すだけで通信が可能です。機械が苦手な人でも簡単に操作でき、すぐに使えるようになります。
現在では、スマホにアプリをダウンロードすることでインカムとして使用できるようになる「インカムアプリ」が主流です。従来のインカムに比べ、通信エリアやランニングコスト、通話音質などの点で優れています。インカムアプリがおすすめな理由は、下記でさらに詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

インカムのデメリット

インカムを利用するデメリットはそれほど多くありませんが、最も大きい問題となるのは購入費用です。メーカーや機種によって異なるものの、本体価格は1台数万円ほどであり、複数台購入すると、多額の費用がかかることがわかります。修理や買い替え費用も考慮すると、費用面では大きな負担になるのです。
有線タイプのインカムでは、コードが邪魔になり業務に支障をきたすこともあります。その他にも、さまざまな情報が飛び交うことで、管理者クラスになると相談や応援などの負担が増えると考えられます。インカムのデメリットを解消し、業務の効率化を上げるには、使い方をよく考えて導入することが大切です。

インカムを携帯電話回線に置き換えての通話は可能なのか?

インカムの使用場所によっては、携帯電話を使用したやりとりも可能です。ただし、携帯電話を使うと、通話料がかかるうえ、相手先を指定するにも手間がかかってしまいます。携帯電話の電波が通じにくい箇所では、通信が不安定になるケースも多く、急に通話が途切れてしまうと相手に連絡が取れなくなるため、業務が滞ってしまうでしょう。

また、携帯電話では、インカムのように複数人を同時に伝えることはできず、電話をかけた相手としかやり取りができません。上記の点をふまえると、インカムを携帯電話に置き換えると、業務に支障が出る可能性が高くなります。

インカムを導入するときの注意点とは

インカムは、複数人でのコミュニケーションに大きな役割を果たしますが、導入するときにはいくつかの注意点を確認しなくてはなりません。ここで紹介する注意点を、しっかり確認しましょう。

登録や免許が必要か

インカムの中には、登録や免許などが必要な場合があります。どのような場合なのか、詳しく見てみましょう。インカムは無線機のひとつですが、無線機は特定小電力無線機・簡易無線機・IP無線機の3つに分類されます。特定小電力無線機にあたるインカムは、使用にあたって登録や免許は不要です。
ただし、工場の現場や運送業、タクシーなどで、通信範囲が広い業務用無線機(簡易無線機)を利用する場合は、電波法に基づき登録局への申請が必要です。業務内容や利用目的、使用する無線機の種類などによって、登録や免許の有無が異なるため、必ず事前に確認しましょう。

情報漏洩への対策が整っているか

無線は、外部からの盗聴被害が考えられるため、無線タイプのインカムは情報漏洩のリスクも考慮しなくてはなりません。通信内容がデータ化されるインカムであれば、セキュリティ面での安全性が確保されます。

改正後の電波法に適用した規格であるか

2024年11月30日に、電波法の改正が決まっています。改正後は、アナログ式周波数を使用した無線機が使用できなくなるのです。具体的には、アナログ無線機(350MHz・400MHz)および特定小電力トランシーバー(旧規格)が廃止対象となっています。なお、アナログ無線機であっても、150MHzのものは引き続き使用可能です。

インカムが実際に導入された事例

スマホでのアプリを活用して、インカムと同じように通信ができる「Buddycom」は、これまでに多くの企業が導入し、幅広い場面で活用されています。各企業における具体的な導入事例を、簡単にご紹介します。

航空(株式会社JALエンジニアリング)

JALエンジニアリング様|事例ページ

JALの航空機整備を行っている、株式会社JALエンジニアリングでは、以前は整備士が専用のIP無線機を使用していました。しかし、サイズが大きく重量もあり、24時間運用の現場で無線機の充電が追いつかず、管理が難しいとの課題を抱えていたのです。
Buddycomの導入後、整備士が持ち歩く荷物の重量が減ったうえ、Bluetoothによるスピーカーマイクの併用により、整備により発生する騒音環境の中でもクリアな音質で業務連絡が可能となりました。コスト面から見ても、無線機に比べ1台あたり月額数千円節約になったとのことです。
導入前には、品質や安定性に不安を感じていた整備士も、トライアルにより不安が解消できました。

鉄道(東日本旅客鉄道株式会社)

JR東日本様|事例ページ

JRグループのひとつであるJR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)は、もともと導入していたIP無線の台数が少なく、イベント時に他箇所から借りても不足するケースがあったそうです。
駅で勤務する社員には、タブレット端末が支給されるため、タブレット端末にアプリを導入して利用できるBuddycomはとても便利なツールでした。全ての係員が一度に情報共有できるようになり、持ち歩く機種もタブレット1台にまとめることができました。駅周辺施設でイベントが開催される際に、現場の状況把握もしやすくなり、乗客のスムーズな案内に一役買っています。

小売(イオンリテール株式会社)

イオンリテール様|事例ページ

全国で総合小売業を展開するイオンリテールでは、人手不足が常態化しており、接客応対も非効率であることが課題でした。スマートフォンを店舗に導入しても、状況の改善には至らなかったと言います。
Buddycomの導入により、レジや包装などへ従業員の配置が必要になった時、すぐに呼べるようになり顧客をお待たせする時間が減ったそうです。従業員の移動距離が半減した一方、顧客サービスの向上に大きな効果がみられました。顧客に対してだけでなく、従業員同士のコミュニケーションにも役立っており、幹部と部下のコミュニケーションがスムーズになったと感じている人もいます。

介護(社会福祉法人聖徳会)

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社会福祉法人 聖徳会さま|事例ページ

社会福祉法人聖徳会は、埼玉県行田市で障害者支援の施設を運営しています。以前は、職員間の連絡ツールがなかったため、応援要請の際に大声で叫ぶか走って呼びに行くかの選択肢しかありませんでした。コミュニケーションに手間取ることで、利用者様と職員の双方が不安を感じていたそうです。
Buddycomの導入により、職員間で問題をすぐに共有できるようになり、臨機応変な対応が可能となりました。送迎車到着および利用者様の建物間移動時の安全確保など、職員を多く配置する必要性が生じたときに、スピーディーな対応ができるようになったのです。
問題解決もスムーズになったほか、出勤簿の廃止にもつながりました。この結果、業務時間短縮にも貢献できたといいます。

他社のインカムとの違いは?

インカムは、Buddycomのほかにも多くの会社が導入しています。その中でBuddycomは、これまでに600社以上の企業が導入しており、実績が多く機能も多彩であるためぜひお勧めしたい、100%日本製のインカムアプリです。

コミュニケーションをとりたい時は、ボタンを押すだけでスピーディーに始められます。グループ通話の人数も制限がなく、2,000名のグループ通話を行った実績もあるほどです。グループ通話では、位置情報の共有のほか、現場の状況をライブ動画で共有することもできます。

通話内容はクラウドサーバーに保存されるうえ、自動でテキスト化されるため、音声を録音・再生する必要はありません。設定した言語での翻訳も可能ですので、外国人労働者とのやり取りにも便利です。イヤホンマイクなどの周辺機器は、防水・防塵・Bluetoothなどの利用シーンに合わせて日本音響メーカーと共同開発していますので、より質の高い音声通話が実現できます。

Apple社やCiscoなど、多くの他社サービスと連携しており、どのアプリよりも使いやすいと評判です。詳しくは弊社のホワイトペーパーにまとめていますので一度ダウンロードしてみてくださいね。

分かりやすい料金プラン

Buddycomの料金プランは2種類あります。音声のみのプランは月額660円から・映像共有プランは月額1,650円から(ユーザー/月相当)となっており、とても分かりやすいプランです。

セキュリティの度合いをあげたり、一括での管理や連携を充実させたりすると、音声のみのプランは月額1,100円から・映像共有プランは月額2,200円からとなります。初期費用や登録費用は一切かかりませんので、月額料金のみで利用可能です。

自社の業務にどのようなメリットをもたらすのか、使い勝手はどうなのかなど、Buddycomを試してみたいと言う企業様は、まずは無料トライアルで使ってみてはいかがでしょうか。公式サイトから、無料トライアルを申し込みいただけますので、ぜひお試しください。

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無料トライアル期間を忘れた内に課金されるんでしょ?
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1か月の無料トライアル期間が終わり、自動で有料プランに切り替わることはございませんのでご安心ください。

インカムアプリ使用に必要なもの

Buddycomでは、サイエンスアーツが提供する周辺機器を利用すると、ハンズフリーで通話が可能になります。業務中に手を止めることなく、迅速にコミュニケーションができます。高品質・大音量で場所を問わず聞き取れるのも、大きなメリットです。
Buddycomが展開している周辺機器は、各業種の現場に適応した周辺機器を数多く取り揃えておりますので、ご希望の周辺機器をお選びください。周辺機器についてよくある質問はこちら

おすすめの周辺機器

ファンクションボタンを搭載した多機能なBluetoothマイクです。中央のPTT方式(Push To Talk)ボタンを押している間のみ発信できます。さらに側面には3つのファンクションボタンを搭載しており、Buddycomの機能を事前に割り当てることができます。よく利用するグループを登録しておけば、ワンタッチで登録しているグループに発信が可能。
定型文を送信することもできるので、非常時や声が出せない場面でも情報を素早く伝えることができます。バッテリーは連続使用時間が最大約15時間、連続待機時間が最大約200時間と長時間の連続使用にも耐えることができるため、充電することができない環境であってもバッテリーが無くなって困ることはありません。IPX3の防水機能も搭載しており、屋内だけでなく雨の屋外でも利用可能。あらゆる利用シーンに対応できる、万能型のBluetoothイヤホンマイクです。

どの製品にするか迷った場合は、ファンクションボタン搭載 Bluetoothマイク(MKI-P3)を選んでおけば間違いないでしょう。イヤホンは耳掛けタイプ用と遮音タイプ(穴あき耳栓付き)の2種類から選択して、セットでご購入ください。インカムのおすすめ・性能についてはこちらの記事にまとめてみましたのでご覧ください。

まとめ

今回紹介したように、インカムは通信料が不要であり、複数人と一斉に通話ができる機器です。スムーズなコミュニケーションが可能となり、幅広い業種で導入が進められています。

インカムの中でも、使いやすさを追求したスマホインカム・Buddycomは、シンプルな操作で従業員間の伝達や情報共有が迅速にでき、現場の作業を円滑に進めることができます。導入も簡単であり、メールアドレスとかテナント情報を登録したのち、アプリのダウンロード・ログインをするだけでご利用いただけます。これまで利用いただいたお客様のうち、利用継続率は99.6%におよぶことからも、Buddycomの利便性の高さをご理解いただけるのではないでしょうか。

Buddycomの導入を検討されている企業担当者の方は、まずはお気軽に資料のダウンロードや無料トライアルを試してみてはいかがでしょうか。

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