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ChatGPTとは?始め方と使い方、日本語対応の無料アプリでできること

特集記事
ChatGPTとは?始め方と使い方、日本語対応の無料アプリでできること

2022年11月に公開されて以降、生成する文章の正確さや自然な会話のようなテキストを出力する最先端のAI技術として人気となり、世界規模で話題になっている「ChatGPT」。革新的なサービスの登場で利用する企業や個人が増加する一方、ChatGPTの悪用や利用制限の問題、失業者増加の懸念など、様々な議論が飛び交っています。

そんな世界的トレンドであるChatGPTとは、どんな機能が搭載されているのでしょうか。この記事では、ChatGPTの機能から始め方や使い方の解説、ChatGPTでできることを紹介します。「興味はあるけど、どうやって始めたらいいか分からない」「難しそうな英語が並んでいて使いにくそう」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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~現場のAI活用を促進するための第一弾として~

ChatGPTとは?

ChatGPTとは、ユーザーがテキストで質問を入力し、それに対してAIが自動的にテキストで回答してくれるテキスト生成人工知能のことを指します。テキストでの対話形式でユーザーが質問し、それに対してAIが回答します。米国のAI開発会社であるOpenAIが開発しました。

ChatGPTはインターネット上の膨大な情報データや語彙、言い回しを学習しています。その上でユーザーの質問(自然言語)を適切に処理・理解し、学習したデータから最もふさわしいテキストを回答として生成するというのが、ChatGPTの仕組みです。

それまでにもAIがユーザーの質問に対する回答をしてくれる機能はありましたが、適切な回答を得られなかったり支離滅裂な内容だったりと、精度は高いとは言えませんでした。しかし、ChatGPTは驚異的な精度で質問に対する回答をテキストで生成してくれますし、言い回しも人間が使うような雰囲気になっています。

加えて、チャット内容を記録したり関連する質問を表示したりと、従来のAIと比較して自然言語処理能力が優れているため、自然な言葉で回答してくれます。そのため、ChatGPTの精度が高まれば検索する行為が必要なくなる可能性もあります。

2023年3月には、さらにテキスト生成の性能が向上したChatGPT-4の利用も開始され、個人だけでなく企業でもChatGPTを導入する動きが活発になっています。日本でも日本語に対応したテキスト生成AIを研究し、実用化を目指す企業が増加しているなど、さらに注目を集めています。

ChatGPTの注意点

ChatGPTでできることについては後述しますが、ChatGPTを利用する際には注意しなければいけないことがあります。

ChatGPTの回答は、あくまでインターネット上の情報に基づいて生成されます。回答が事実と合っているのかどうかではなく、ある単語がどれだけ頻出しているか、または単語ごとの相互関係を基にテキストが生成されるので、ChatGPTの回答が必ずしも事実であるとは限りません。つまり、間違ったテキストを生成する可能性もあるという問題点があります。

そのため、ChatGPTから得たテキストが正しいのか、自分自身でファクトチェックする必要があります。間違っている、もしくは古い情報の可能性があるので、ChatGPTのテキストを活用する際はファクトチェックをするようにしましょう。

また、ChatGPTは便利な一方で、フェイク情報の大量流出や大学などの教育機関への影響、悪用の危険性などが不安視されており、まだChatGPTに関する具体的な法律が決まっていないため、ChatGPTのテキストは慎重に活用しなければいけません。

ChatGPTで生成されたテキストについては、利用規約では商業目的で利用することが可能ですが、事実と間違ったテキストが生成される可能性があります。間違った情報を発信したり誤った認識をしないように気を付けましょう。

ChatGPTの始め方

ChatGPTはパソコンやスマートフォンから始められます。

スマートフォンはApplestoreからアプリをインストールしてアカウント登録し、ログインするだけで簡単にChatGPTを利用できます。日本語にも対応したChatGPTで、テキストだけでなく音声での入力も可能です。

興味のある方は、こちら(外部サイトにリンクします)からインストールしてみてください。ここでは、パソコンでChatGPTを始める手順を説明します。始めるまでの方法はパソコンもスマートフォンも同じなので、アプリでChatGPTを利用したいという方も参考にしてみてください。

1.OpenAIの公式サイトからログインする

ChatGPT_ログイン画面

まずは、ChatGPTを開発したOpenAIの公式サイトにアクセス(外部サイトにリンクします)し、ログインします(Log in)。ログインするにはアカウントが必要なので、初めてChatGPTを利用する場合はアカウント作成から始めましょう(Sign up)。

2.メールアドレスもしくはGoogleかMicrosoftのアカウントと連携させる

ChatGPT_アドレス入力画面

アカウントを作成するにはメールアドレスの登録、もしくはGoogleアカウントかMicrosoftアカウントと連携させる必要があります。メールアドレスでの登録の場合は8文字以上のパスワードが必要なので、そちらも設定します。アカウント連携の方はパスワードの設定が必要ないので個人的にはアカウント連携をおすすめします。

3.認証コードの入力

その後登録したメールアドレスやGoogle、MicrosoftアカウントにOpenAIからメールが届くので、メールの内容に従ってユーザー名と電話番号を登録します。登録した電話番号を元にSMSメールを通じて認証コードが発行されるので、それを入力すればアカウント作成が完了になります。アカウント作成が完了すれば、ログインページからパスワードを入力することでChatGPTを利用できる画面に移行します。

スマートフォンでChatGPTを利用する際にも、同じような手順です。メールアドレスの登録かGoogle、Microsoftアカウントの連携、パスワードの設定から認証コードの入力を行えば、スマートフォンでもアプリからChatGPTを利用できるようになります。

パソコンでChatGPTを始めたいという方は、こちらからログインやアカウント作成ができます。
https://openai.com/blog/chatgpt

ChatGPTの有料プランについて

ChatGPTはアカウント登録から利用まで料金は無料です。無料登録で利用できるのはGPT-3.5という性能のChatGPTで、これだけでも十分な精度でテキストを生成してくれます。ただ、ChatGPTには有料版のChatGPT-Plusプランもあります。パソコンなどのブラウザでは、月額20ドルでGPT-3.5より高性能のGPT-4を搭載しているChatGPTを利用できるようになります。

GPT-4はGPT-3.5と比べてテキストの精度や言い回しの自然さが向上するだけでなく、応答にかかる時間の短縮、新しい機能の利用やメンテナンスなどが優先されるといったメリットがあります。
GPT-4はテキストだけでなく画像も認識できます。画像データを用いた質問に対しても明確な回答ができる高精度なChatGPTです。また、自然言語を処理する能力も向上され、抽象的な言葉で質問しても、具体的で専門的な回答を得ることが期待できます。

今後もChatGPTは開発が進められ、高性能なものが開発されることが予想できるので、ChatGPTを日常的に利用したりビジネスで活用していたりする方は、有料プランの利用がおすすめです。ChatGPTを本格的に利用することを検討していない方も、アカウント登録から利用までは無料なので、誰でも簡単に利用できます。

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ChatGPTの使い方

アカウント登録が完了したら、ChatGPTが使えるようになります。使用方法も非常に簡単なので、ぜひ使ってみましょう。OpenAIの公式サイトでアカウントを作成した後にログインして、「Try ChatGPT」をクリックすると、「Send Message」という空欄が画面下に表示されるページに移行します。

CHATGPTキャプチャ2

そこに質問したい内容を文章で打ち込むだけで、ChatGPTが自動的に回答を表示してくれます。OpenAIの公式サイトは英語表記ですが、日本語で文章を打ち込めば日本語に対応して回答してくれるので、言語の心配もありません。

ChatGPTの回答の精度は、プロンプトという質問テキストによって大きく変わります。「こんなことが知りたい」「こうやって回答しなさい」といったように質問内容が具体的で明確な指示があると、インターネットから探し出す情報が限定されるため回答も具体的なものになりやすくなります。

ChatGPTでのやり取りは保存できるので、対話で得た回答をWebサイトで利用できます。ただし、ChatGPTの回答は事実と異なっている可能性があるので、ChatGPTの回答をそのまま利用すると間違った事実を発信してしまうことになりかねませんし、コピペの疑いをかけられる可能性もあります。

ChatGPTで得た回答は参考までにして、あくまでオリジナルの文章で発信するようにしましょう。

また、スマートフォンでChatGPTを利用する場合も、同じように質問を文章で打ち込めば回答してくれます。音声入力にも対応しているので、すぐ知りたい時は話し掛けるだけで回答を得られます。

ChatGPTでできること

高精度な回答をしてくれるChatGPTですが、どんなことができるのでしょうか。ChatGPTでできることを紹介します。

1.下書き、ひな形の作成

メール文や企画書、プレゼン資料といったものを1から作ろうとすると、時間がかかってしまいます。ChatGPTでは、具体的なプロンプトを作成すればメール文や企画書、プレゼン資料を作成して提示してくれます。

「構想はあるけどテキストや表を作るのが面倒だ」と思う方は、ChatGPTに構想を投げかけることでテキストにして回答してくれます。これによって作業時間を大幅に短縮できるので、効率的に作成できます。

ただし、ChatGPTの回答によって得られたメール文や企画書、プレゼン資料はあくまで「ひな形・下書き」です。そのまま転用して送信したり会議で利用したりすると、間違った文法や情報を使っているリスクがあるため、ChatGPTが生成したテキストはあくまでひな形・下書きとして、そのテキストが合っているのかファクトチェックを行ったり情報を盛り込んだりして、オリジナルなテキストに改める必要があります。
ChatGPTが生成したテキストは、ひな形・下書きとしてビジネスで利用できます。

2.テキストの要約

ChatGPTでは、質問を受け付ける入力欄にテキストを貼り付け、「要約して」と指示すると自動的に貼り付けたテキストを要約してくれます。
また、「300文字以内でまとめて」と具体的な文字数を指定した場合にも対応します。テキストの文字数によって多少のズレがある可能性もありますが、指定した文字数に近い文字数でテキストを要約してくれます。

例えば長文の専門的なテキストは、理解できる程の知識がなければ読むのに苦戦します。テキストの中から要点を見つけてまとめるのは難しいので、ChatGPTに具体的な指示をすれば知識がない人でも理解できる程度に要約してくれます。「分かりやすく要約して」というプロンプトにも対応します。

3.テキストの校正

ChatGPTでは、入力欄に貼り付けたテキストを要約できるだけでなく、校正することもできます。間違った文法やスペルミス、誤字脱字をチェックしてくれる機能があります。

例として、取引先に送るメールで間違った表現を使っていないか確かめたい時は、メール文をChatGPTに貼り付けて指示することで、誤字脱字や文法の間違いを指摘してくれます。それらを参考に修正すれば、失礼のないメール文となります。

4.プログラミング

ChatGPTでは、PHPを使った簡単なコーディングなどのプログラミングもできます。

具体的な指示をすればコードを書いてくれるので、Webサイトの作成やメンテナンス、エラー箇所の発見などが容易にできるようになりました。プログラミングやWebサイトの管理は専門的かつ時間がかかるので、ChatGPTを使えば作業時間を大幅に短縮できます。

5.表や関数の作成

ChatGPTではExcelで利用する表や関数の作成もできます。テキストだけで見にくい情報を表にまとめてくれます。また、専門的な知識が必要な関数についても、プロンプトで具体的な指示をすれば関数を組んで表示します。

Excelを使った作業は時間がかかりやすいので、ChatGPTを活用すれば面倒な作業を効率的にこなすことができます。

6.翻訳

ChatGPTには翻訳機能も搭載されています。入力欄にテキストを入力し、「○○語に翻訳して」と指示すればテキストを指定した言語で表示してくれます。

対応できる言語は100種類以上あり、ChatGPTがアップデートされるたびに対応言語は増えています。翻訳の精度としては、英文を用いたやり取りが最も高い傾向にありますが、現在有料プランで利用できるGPT-4では、英語以外の言語でも翻訳精度は高くなっています。

他にも、「韓国語で犬という単語を使って例文を作って」「下記のテキストを英語とスペイン語とドイツ語に翻訳して」といった、具体的な翻訳や同時翻訳にも対応できます。

7.アイデアの創出

ChatGPTはアイデアの創出にも活用できます。もちろんインターネット上にある情報を参考にしていますが、俳句や短編小説、曲のコードといった創作においてもChatGPTは役立ちます。

長編小説や長尺の曲ではなく、俳句や短編小説といった短いものについては、季語やテーマを指定してChatGPTに投げかければアイデアを創出してくれます。ビジネスであれば、新商品の開発や企画を考える際に活用できます。もちろんそのまま使うのではなく、ファクトチェックや修正をしてオリジナルなものにする必要はあります。
ただ、何も思い浮かばなくて時間を無駄にすることを減らせます。そのため、作業効率の向上が期待できます。

ChatGPTが苦手とすること

ここまChatGPTでできることを紹介してきました。要約や校正、翻訳などChatGPTができることは様々ですが、一方で苦手としていることもあります。

ChatGPTはインターネット上の情報を元にテキストを生成し、利用者への質問に対して回答します。回答は事実に沿っているかどうかではなく、プロンプトと関連性のあるWebサイトに頻出しているかどうかで生成されます。そのため、インターネットにプロンプトに関する情報が間違って掲載されていた場合ChatGPTが事実と異なる回答をする可能性があります。

ChatGPTの注意点でも紹介したように、ChatGPTの回答を参考にしたり発信したりする場合は、テキストの内容が合っているかファクトチェックの調査が必要です。特に数値や固有名詞はファクトチェックを入念に行いましょう。

数値が間違っていると誤った情報で認識してしまうので、「約○○倍になる」や「○○%必要とされている」といった数値は実際に計算する必要があります。また、固有名詞についても自身で調べておくと誤情報を発信するリスクを避けられます。

また、ChatGPTはトレンドやリアルタイムの情報については回答ができません。例えば「2023年に流行ったデザートを教えて」や「今日の天気を教えて」といった質問に対して明確な回答は得られません。

ChatGPTはインターネット上の情報からテキストを生成するので、過去の情報については明確に回答してくれますが、鮮度の高い情報量は少ない傾向にあります。そのため、最新の情報に対して明確な回答ができません。ChatGPTがアップデートして学習範囲が広がれば対応できる範囲も広がりますが、最新の情報については曖昧な回答が返ってくることが多いです。

このように、ChatGPTにもできないことや苦手なことがあるので、ChatGPTから得た回答を全て信用せず、ファクトチェックを行うようにしましょう。

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ChatGPTを実際に使ってみた

では、実際にChatGPTを使っていきましょう。

翻訳

例えば、先ほど例文として紹介した「韓国語で犬という単語を使って例文を作って」という質問をChatGPTに投げかけてみると…

CHATGPT_韓国語翻訳

韓国語で犬を使った例文を複数作成し、日本語にも翻訳してくれています。また、英語表記で韓国語の読み方も表示しています。では、他にも質問をしてみます。

定型文の作成

「朝礼で使う挨拶の定型文を作って」という質問をしてみました。すると…

ChatGPT_朝礼

朝礼に使えるテキストを生成してくれました。励ましたり団結を促したりするような内容になっていて、!マークも使っていてまるで人間が書いたような文章に見えます。

ただ、このまま使ってしまうと違和感があります。「朝礼の挨拶をする人の個性」が盛り込まれていないので、実際に使うとよそよそしくなるかもしれません。ChatGPTが生成したテキストを参考にその日の目標や出来事などを盛り込むと、オリジナリティのある朝礼の挨拶になります。

校正

では次に、テキストの校正をやってみましょう。まず「校正ができますか?」と質問してみると…

ChatGPT_校正できますか

このような回答が返ってきました。次に、「人間関係リセット症候群はデメリットではありません。インターネットの一般化によって誰とでも簡単に繋がれるようになった現代においては、複雑な人間関係をリセットすることは大切な人が誰かを見つめ直す機会を創り出すというメリットもあります。」という文章を入力し、校正を頼みました。すると…

ChatGPT_校正できますか_回答

このような結果になりました。思いつきで書いた文章を修正し、書き直してくれました。校正前より校正後の文章の方が明らかに分かりやすくなっています。

さらに、修正したい点があれば追加でチャットを送ることで修正を加えてくれます。思いつきで書いた文章なので人間らしいテキストだと思いますが、自然言語を処理してより分かりやすいように修正できています。

要約

次に要約をChatGPTに頼んでみます。「要約できますか?」とChatGPTに聞いてみると…

ChatGPT_要約

要約できるとの回答が来たので、【ChatGPTとは?】のテキストを要約してもらうことにしてみました。【ChatGPTとは?】のテキストを入力欄に貼り付け、「150文字程度で要約してください」と聞いてみると…

ChatGPT_要約_回答

対象のテキストの要約を生成しました。文字数は132文字と150文字を超過せず、要望通りの要約をしてくれました。文章が長くなれば情報量も増えるので、プロンプトに沿った要約を行ってくれます。

アイデアの創出

次に、アイデアの創出についてChatGPTに頼んでみます。

「建設業に興味のある就職活動中の学生に向けたキャッチコピーのアイデアを提案してください」という質問をしてみました。建設業という大まかな括りで学生に向けたキャッチコピーのアイデアを出してもらうよう聞いてみると…

ChatGPT_就活生へのアドバイス

キャッチコピーの候補をなんと10個も提案してくれました。さすがに建設業というのが抽象的だったので似たようなワードが何度か出てきていますが、多くのキャッチコピーのアイデアを生成しました。

小説

アイデアの創出に関連して、ChatGPTに小説を書いてもらうよう頼んでみましょう。「クリスマスをテーマに短い小説を書いて」と入力してみました。すると…

ChatGPT_クリスマスミラクル

「クリスマス・ミラクル」というタイトルの短い小説を書いてくれました。登場人物に名前をつけて、起承転結のあるしっかりとした短編をわずか1分程度で書いてくれました。小説や俳句などの創作活動においても、ChatGPTは活用できます。画面キャプチャの関係で途中で停止させましたが、実際はもっと長い文章で書いてくれています。

予測

最後に、将来の予測についても聞いてみます。ChatGPTは最新の情報には弱いですが、予測であればインターネットの情報を参考にテキストを生成して回答してくれます。

「出版業界は縮小傾向にありますが、今後10年で成長する見込みはありますか?」という質問をしてみました。出版業界に成長の見込みがあるかという未来のことをChatGPTに聞いてみると…

ChatGPT_出版業界の予測

出版業界は成長する見込みがあるとして、予測する要因を4つ書いた上でデジタル技術の進歩によって変動する可能性があると人間らしいテキストを生成しました。断定するのではなく、変化する可能性があることを含んだテキストになっています。

また、出版業界の中で印刷媒体のような物理的な書籍の市場は縮小傾向にあると指摘しています。成長すると予想していながら、縮小傾向にある市場を指摘したり変化する可能性を含んだりする点が、機械らしくない自然な言い回しになっています。

今回は無料プランのChatGPTを使ってみましたが、抽象的な単語を含んだプロンプトでも回答してくれました。例えば「建設業」というワードを具体的にしたり、要約するテキスト量を増やしたりと、ChatGPTに与える情報を増やすことでより具体的な回答を得られます。そのため、ChatGPTを上手く活用するには具体的なプロンプトを作成し、ChatGPTから得たい回答を引き出せるようになる必要があります。

また、有料プランのChatGPT-Plusで質問すればGPT-4が回答してくれるので、無料プランのChatGPTより高精度な回答が期待できます。ChatGPTを日常的に利用する方であればChatGPT-Plusプランを利用することをおすすめします。

Buddycomを使って適切なコミュニケーションをとりましょう

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Buddycom(バディコム)|サービスサイト

ここまでChatGPTについて紹介してきましたが、ChatGPTで高精度のテキストを生成するには具体的なプロンプトを作成する必要があります。また、要約や校正、翻訳についても、その機能を利用するためのテキストがなければChatGPTを効果的に利用できません。

つまり、人間が作ったテキスト・思い付いたアイデアをより良いものにする、具体的なテキストに起こすのがChatGPTであり、全ての仕事をChatGPTに任せることはできません。ChatGPTによって仕事が失われる危機感を抱く人もいますが、上手く活用すればむしろ作業効率を向上させることもできます。正確なプロンプトでなければChatGPTの回答が曖昧になるように、人間のアイデアがなければChatGPTを活用できません。

ChatGPTを上手く活用するにはアイデアが必要ですが、アイデアは普段のコミュニケーションから生まれます。様々な場面でのコミュニケーションから、アイデアの種や問題点を見つけ出し、どうやって実現しようか、どうやって解決するかを考えることで価値ある商品が生まれます。

つまりコミュニケーションが大事なのですが、そのためにはコミュニケーション環境を向上させるツールは導入することで活発でアクティブなコミュニケーションができるようになります。コミュニケーションツールを導入することが目的になってしまうと、コミュニケーション環境の向上には繋がりません。

自社の業務内容やコミュニケーション環境に合ったツールを選択する必要があります。そこで紹介したいのが、ライブコミュニケーションプラットフォームの「Buddycom」(バディコム)です。

Buddycomについて

Buddycomとは、デスクレスワーカーのコミュニケーション環境を向上させるスマートフォンIP無線アプリです。スマホインカムアプリ、トランシーバーアプリなど呼び方は様々です。

トランシーバーやインカムでコミュニケーションを取っているデスクレスワーカーの方は、通信エリアの制限や不感地帯、混信といったトラブルによってコミュニケーションが取りにくい課題を抱えていませんか?移動の際に負担となったり管理が困難だったりと、トランシーバーやインカムでのコミュニケーションに不満はないでしょうか?

そうした課題を、Buddycomは解決してくれます。どんな機能があるのか、Buddycomが搭載する機能を紹介します。

1.ライブ配信によるコミュニケーション

Buddycomでは、スマートフォンやタブレットを通じてライブ配信で情報を共有できます。通話やチャットでは伝わりにくい現場の状況を、配信することで他の現場にいる従業員は状況を把握できます。

デスクレスワーカーが行う作業では、現場ごとの状況を共有し素早くコミュニケーションを取ることが重要です。チャットや通話での状況説明や静止画での共有は時間がかかってしまうので、Buddycomによって現場の情報共有の時間短縮に繋げられます。

2.様々なコミュニケーション機能

Buddycomには通話やチャット機能が搭載されています。

通話であれば、個別通話、グループ通話、企業間通話、マルチグループ通話といったように、通話する規模を指定できるので、情報共有の手間を省けます。また、一度の通話で情報共有を完結できるので、情報の認識がずれて業務に支障が出るといったことも起こりにくくなります。
このほかにも、通話音声のテキスト化や翻訳といった機能があり、作業をストップさせずにコミュニケーションが行えます。

3.業種や職種ごとに選べる周辺機器

Buddycomは様々な業種や職種で活用できますが、機器との接続タイプ(有線、Bluetooth)、必要な機能、作業環境によって適切な周辺機器も変わってきます。

Buddycomはスマートフォンやタブレット、イヤホンといった様々な周辺機器に対応しています。また、「長時間バッテリーが持ってほしい」や「騒音で通話が聞き取れない」といった悩みを解決する周辺機器もあります。Buddycomは多種多様な周辺機器にも対応します。

4.グローバルな規模にも対応可能

Buddycomはコンパクトでありながら、広範囲に通話が可能です。日本国内だけでなく世界各地で働く従業員に対しても通話できる規模を網羅しています。

Buddycomのサーバーは世界の4リージョン(地域)で稼働しており、分散して通話環境を構成しています。通話音声のテキスト化機能と組み合わせて、グローバルな規模でコミュニケーションが取れるようになります。

ChatGPTと連携したサービス:BuddycomAI

BuddycomAIキャプチャ

2023年2月末時点でBuddycomは600社以上のお客様にご利用頂いています。そんなBuddycomとChatGPTを連携させ、新たにBuddycomAIを2023年7月3日にリリースしました。(→ニュースリリースを見る

BuddycomAIはBuddycomからChatGPTに質問し、高精度の回答を得られる機能を搭載したものです。ChatGPTを活用することで業務のアシスト・効率化が期待できます。

BuddycomAIでは、ChatGPT含む生成系AIがBuddycomに蓄積した業務データやマニュアルを学習し、Buddycomを利用する従業員が質問した時にChatGPTが回答してくれる機能を搭載することを目指しています。ChatGPTとの連携によって更なる業務の効率化が図れます。

また、仕事終わりにその日多かった質問をフィードバックさせ、業務内容の改善や成果分析にも役立つようなものにしたいと考えています。将来的にはその日の日報をつけられるようになるなど、業務の効率化を目指してChatGPT含む生成系AIとBuddycomの連携を本格化させようとしています。

そもそもAI技術は加速度的に進歩しており、特にChatGPTは新しいバージョンが開発されています。2027年度には日本国内での市場規模が約6,905億円になると予測されており、今後BuddycomでもAI技術を活用する可能性が推測されます。そのため、お客様のニーズと最新技術に対応するためにBuddycomAIをリリースすることになりました。

今後の展望

とはいえ、BuddycomAIは現段階ではChatGPTとの連携に留まるので、BuddycomAIを活用することで業務が劇的に効率よくなったと実感して頂きにくいかと思います。BuddycomAIの今後の展望としては、以下のようなことを考えています。

企業固有の業務データやマニュアルの学習環境の提供

OpenAIが開発したChatGPTとBuddycomを連携させるだけでは、業務を効率化させられません。BuddycomAIに企業固有のデータを学習させることで、業務に関する質問に対して的確な回答をしてくれるようになります。

そのためには、BuddycomAIが企業固有の業務データやマニュアルを学習できる環境を提供する必要があります。企業に特化したBuddycomAIとして機能することで、従業員の業務をサポートできるので、学習環境の提供を検討しています。

様々な生成系AIとBuddycomの連携

BuddycomAIはChatGPTと連携してリリースしますが、今後はChatGPT以外の生成系AIともBuddycomが連携できるようにしていきたいと考えています。

AI技術の進歩によって様々な種類の生成系AIが開発されれば、それぞれに特徴があって業種や職種ごとに最適なAIが異なる可能性があります。そうした場合にも対応できるように、様々な生成系AIとBuddycomの連携を可能にしたいと検討しています。

業務改善やフィードバックに役立てる

ChatGPTをBuddycomと連携させることで、業務改善やフィードバックにも役立てたいと考えています。BuddycomAIの利用シーンとしては、業務内容が分からなかったり不明な点があった際にChatGPTに質問し、解決することで業務の流れを止めないといったものです。

その際に、ChatGPTに質問内容を記録してもらいます。その日の終わりにどんな質問があったか、どの業務での質問が多かったかを算出してもらうことで、業務改善を図れます。「ここの工程は分かりにくいと思う従業員が多い」ということが分かれば、その業務工程を見直して改善することで、業務の効率化が期待できます。

データとして改善点が分かるので、現場に訪れたりアンケートを取ったりする必要がありません。ChatGPTとBuddycomを連携させ、フィードバックにも活かそうと検討しています。

ChatGPTの機能を搭載した「BuddycomAI」は2023年7月3日にリリースしました。ChatGPTを活用して業務を効率化させたい、最先端技術を業務で使ってみたいというデスクレスワーカーを抱えるお客様は、ぜひBuddycomAIの導入をご検討ください。

まとめ

ChatGPT含めAI業界は今後も成長を続けることが見込めます。従来の業務にAIを連携させて効率化を図る流れはやって来るので、今のうちにChatGPTを使いこなせるようにしましょう。

また、この記事を通してBuddycomやAI技術を使ったコミュニケーションツールに興味を持って頂けた方は、BuddycomAIの導入をぜひご検討ください。より詳しい情報を知りたい方は、まず資料のダウンロードをしてみてください。

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