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オールラウンダーとは?ビジネスシーンでの意味とメリット・デメリットを解説

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オールラウンダーとは?ビジネスシーンでの意味とメリット・デメリットを解説

スポーツの世界でよく耳にする「オールラウンダー」。「なんでもできる人」「万能」といった意味で使用される言葉ですが、ビジネスシーンにおいても使われ、複数の領域について幅広い知識やノウハウを持っていて、様々な分野の業務で横断的に活躍できる人のことをいいます。「オールラウンダー」の持つ特徴や長所、短所、育成する際のポイントを解説します。

ビジネスシーンでのオールラウンダーとは?

オールラウンダーっぽい画像

「オールラウンダー」の由来は、英語の「all-rounder」です。「なんでもできる人」「万能」という意味で用いられる「オールラウンダー」とは、本来は「多領域で有能な人」を意味しています。

「オールラウンドプレーヤー(all-round player)」とともにスポーツの世界でよく耳にする言葉ですが、「多くの競技種目で有能な人」「どのポジションでもプレーできる選手」「攻撃、守備のすべての技術にすぐれた選手」などという意味でよく使われます。

例をあげるならば、プロバスケットボールのスター選手で大リーグにも挑戦したマイケル・ジョーダンや、陸上短距離のトップ選手でありながらサッカー選手としても活動したことのあるウサイン・ボルト、レアル・マドリードに所属したサッカー選手でゴールキーパー以外のポジションをすべてこなせるといわれたグティ、最近では大リーグで二刀流で活躍する大谷翔平選手が「オールラウンダー」と呼ぶにふさわしいでしょう。スポーツにおける類語としては「万能選手」「ユーティリティープレーヤー(utility player)」などが挙げられます。

また、将棋界でも「オールラウンダー」という言葉が用いられることがあります。将棋には「矢倉」「角換わり」「振り飛車」「棒銀」といった様々な戦法がありますが、このようなメジャーな戦法を使いこなす技術の高い棋士のことを「オールラウンダー」と呼ぶのです。

このように様々なシーンで使われる「オールラウンダー」ですが、ビジネスシーンにおいては様々な業務を幅広くこなせる人のことを指して使われます。特定の分野だけに限らず、複数の領域に対して幅広い知識を持ち、様々な業務を平均以上にそつなくこなせる人を「オールラウンダー」と呼びます。

例えば、営業もできるデザイナーや、企画・編集・取材・ライティングをすべてこなす編集者、経理・人事・マーケティングなどの複数業務の経験を持つような、部署をまたいで仕事をこなせるような人を「オールラウンダー」と呼びます。その一方で、何でもできるけれど専門領域と呼べるものを持っていない器用貧乏というような、ネガティブな見られ方をすることもあります。

日本企業の雇用形態は「人に仕事を割り当てる」メンバーシップ型雇用が多いとされています。そのため「オールラウンダー」であることは、企業において期待される人材像だといえます。その一方でいわゆる「スペシャリスト(specialist)」「プロフェッショナル(professional)」が期待されつつあります。

特定分野について深い知識やすぐれた技術をもつ「スペシャリスト」とよく対比して使われ、「オールラウンダー」に似たような意味を持つ言葉に「ゼネラリスト(generalist)」があります。「ゼネラリスト」は「ジェネラリスト」とも呼ばれますが、ビジネスにおける知識・経験が広い人のことを指す言葉です。

「オールラウンダー」と同様に1つの専門スキルを突き詰めるよりも多様で幅広い業務をこなせる人材を指し、ビジネスシーンにおいてはほぼ同じ意味で使用されています。その他、類語としては「オールマイティ(almighty)」「器用貧乏」「マルチ人間」「多芸多才」などがあります。

「オールマイティ」は万能でなんでもできることを意味します。「器用貧乏」も同様ですが、否定的なニュアンスで使用されます。ちなみに「器用貧乏」は「なまじ器用なためにあれもこれもと手を出した挙句、どれも中途半端に終わってしまい、結局、大成しないこと」というニュアンスがあり、人並み以上の能力があるのにいろいろと手を出し過ぎて大きな成功を収められない人に使われます。

対義語としては「ゼネラリスト」と同様に「スペシャリスト」があげられます。「スペシャリスト」は「専門家」という意味ですが、特定の分野に関して深い知識や特殊なスキルを持つ人を指します。

オールラウンダーのメリット・強みや特徴

ビジネスシーンにおいて「オールラウンダー」は次のような強みを持っています。

  • コミュニケーション能力が高い
  • 幅広い仕事をこなすことができる
  • 視野が広く、結果として課題解決が早い
  • 仕事のポイントを押さえるのが早い

コミュニケーション能力が高い

「オールラウンダー」は幅広い分野の知識やノウハウをもっており、様々な視点から物事を捉えることができるため、コミュニケーションを取るのがうまいという特徴をもっています。
そのため「オールラウンダー」が職場にいると、業務の提案やアイデアが出やすくなるでしょう。

このように多くのことを吸収するためには、様々な人から教えを請う必要があります。「オールラウンダー」も当然ながら最初から幅広い能力を持っていたわけではありません。わからないことがあれば質問し、問題が生じたときは上司や先輩に相談するなど、適切なコミュニケーションを取る能力がなければ、到底そのような幅広い能力を身につけることなどできなかったでしょう。
つまり、「オールラウンダー」は総じて高いコニュニケーション能力を有しており、それが強みの1つだといえます。

幅広い仕事をこなすことができる

「オールラウンダー」は、自分が担当する業務以外にも関心を持ち、積極的にスキルの取得に努める傾向があります。結果としてそれが幅広い仕事をこなせることにつながります。
また、Aの業務の知識がBの業務に役立ったり、それがまたCの業務に役立ったりと、持っている幅広い能力が相乗効果を生むことで業務の全体的な底上げにもつながるでしょう。

視野が広く、結果として課題解決が早い

解決しなければならない課題があるとき、「オールラウンダー」は広い視野で幅広い観点から検証することができます。スペシャリストが思いもよらないようなアイデアを思いついたり、柔軟に新しい方法を試すことができるため、最終的に課題を早く解決し、成果につなげることができるでしょう。

仕事のポイントを押さえるのが早い

「オールラウンダー」は仕事のポイントを押さえて理解するのが得意です。自分が得た知識やスキルを共有する能力にも長けているため、インプットとアウトプットの両方で力を発揮します。

オールラウンダーのデメリット・弱みや特徴

「オールラウンダー」は様々な業務をそつなくこなす一方で、「スペシャリスト」と比べて経験や知見が浅くなってしまい、専門的なノウハウを持つことが少ないという弱みを指摘されることもあります。

つまり、「これといった武器がない」「特徴がない」と判断され、なんでもできる「オールラウンダー」の強みが逆に弱点と判断されてしまうことがあるのです。
特に、なにもできない人からすると「AもできるしBもできるしCもできるしDもできる人」は、「結局なにができるのかよくわからない中途半端な人」に見えてしまいがちで、「Aだけがものすごくできる」人のほうが理解しやすく、評価しやすいということになりがちです。
また、「オールラウンダー」自身も、それぞれの分野で平均以上の成果を出さないと、時と場合によっては、深い専門知識のない中途半端な人だと思われてしまう可能性もあることを理解しておいたほうがよいでしょう。

このように、本来であれば長所である「オールラウンダー」の特徴が、逆に短所として認識されてしまう場合があるのですが、その分かれ目はどういったところにあるのでしょうか。
やはりそれは、「できること」の品質によります。それぞれの分野において平均以上の知識を持ち、いわゆる「プロフェッショナル」「スペシャリスト」といわれる人たちと専門性ではかなわないまでも対等に渡り合い、業務を遂行する能力がある人は「オールラウンダー」といえます。

反対に、どの分野においてもちょっとかじった程度の知識・スキルしかなく、安心して仕事を任せられるレベルにない場合は、「器用貧乏」「便利屋」「何でも屋」だと軽んじられてしまうことになりかねないでしょう。

オールラウンダーがいると何がいいのか

書類説明する女

「オールラウンダー」がいることで、企業にどのようなメリットが得られるのでしょうか。「オールラウンダー」がいると何がいいのか、詳しく見ていきましょう。

  • チーム力を高めることができる
  • チャレンジしやすい雰囲気を作り出せる
  • 他の部署と連携しやすくなる

チーム力を高めることができる

「オールラウンダー」は、業務の全体像をつかみ、要領よく正確にこなすのが得意です。また、コミュニケーション能力が高いという特徴があります。そのため、仕事のポイントを押さえ、そのノウハウや知見を他のメンバーに共有することに長けています。その結果、チーム全体の作業効率を上げ、生産性を高めることができます。

チャレンジしやすい雰囲気を作り出せる

「オールラウンダー」は好奇心を持って新しいことにも積極的に取り組む特徴を持っています。この姿勢は他の社員の刺激となり、職場にチャレンジしやすい雰囲気が生まれることが期待できます。仮に新たに取り組んだチャレンジが成功しなくても、それがまたノウハウや知見につながり、成功につながる礎になるでしょう。

他の部署と連携しやすくなる

自分の所属する部署やチームの立場や損得のみにこだわり、他と協調しない傾向を「セクショナリズム」といいます。セクショナリズムが起きると情報共有やコミュニケーションに支障をきたし、組織にとって不利益となります。

「セクト主義」などとも言い、日本人が陥りがちな傾向ですが、本来、様々な部署や部門がある企業では、各部署・各部門が適切な連携をとり、協力しあうことが非常に重要です。
「オールラウンダー」は様々な領域や分野に知見があるため、自分の所属する部署が他の部署へどのような影響を与えるかを考え、行動に移すことができます。

そのため「オールラウンダー」がいる職場では、「セクショナリズム」が起こりにくいとされています。「オールラウンダー」がいることで他の部署との連携がしやすくなり、業務を円滑に進めることができるでしょう。

オールラウンダーを育成するときの注意点

企業が「オールラウンダー」を育成するとき、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。

  • スペシャリストとのバランスを考える
  • 過度な期待はしないこと
  • オールラウンダー本人のキャリアプランを考えて育成する

スペシャリストとのバランスを考える

「スペシャリスト」とは、ビジネスにおいて特定の知識やスキルに秀でた人材のことです。

IT業界などで多く見られる傾向ですが、「スペシャリスト」ばかりの職場ではコミュニケーションを取る際に齟齬が生じやすくなります。かといって「オールラウンダー」ばかりの職場では特定分野の専門知識やスキルの面で不安な場面もあることでしょう。そのため、自社にとって適切なバランスを考え、それに合わせてそれぞれの人材を育成することが望ましいといえます。

過度な期待はしないこと

「オールラウンダー」は幅広い能力を持ち、様々な仕事をこなせるため、難易度が高い業務を抱えたり、仕事が集中しやすい傾向があります。負担があまりに大きすぎたり、過度に期待をかけ過ぎると、プレッシャーに押しつぶされてしまう可能性があります。負担や業務量を気にかけたり、メンタルケアに気を配るなど、周囲の配慮も重要です。

オールラウンダー本人のキャリアプランを考えて育成する

「デメリット・弱みや特徴」でも述べたように、「オールラウンダー」は時と場合によっては「器用貧乏」「何でも屋」として低い評価を受けてしまう可能性があります。
このような状況に陥らないためにも、「オールラウンダー」が持つ幅広い能力のひとつひとつが高いレベルでこなせるように配慮し、本人の将来に向けたキャリアプランをしっかりと考えて育成する必要があるでしょう。

Buddycom(バディコム)で組織を活性化させ、オールラウンダーを育成しましょう

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幅広い知識やノウハウ・経験をもつ「オールラウンダー」は、組織の中で頼りになる存在です。
組織の連携の強化を促し、業務の効率化を実現することができる存在ですので、その特性を生かすためにビジネスコミュニケーションの手段を見直すことは非常に効果的でしょう。

「Buddycom」(バディコム)は、インターネット通信を利用して従来のアナログ無線機やトランシーバーのように一斉通話ができるアプリケーション。スマートフォンやタブレットにインストールするだけで使うことができます。

アナログ無線機やトランシーバーの代わりに使うほかにも、デジタルならではの様々な機能を搭載。快適な作業環境を提供する新しいコミュニケーションツールです。

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チャット、トーク履歴

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メンバーの位置確認

使い勝手のよいTALK画面

通話ボタンを押すだけで会話ができ、操作は非常に簡単です。押しながら話すホールドタイプ、通話開始と通話終了に1回ずつ押すトグルタイプを選択できます。周辺機器を装着すればスマホを取り出す必要がなくなり更に利便性が上がります。

トーク履歴が残るCHAT画面

後で言った言わないの話にならないよう、テキストに残しておくことが大事な時もあります。テキストで送信すると相手に音声で伝えることもできます。さらにエンタープライズプランでは話した内容がテキスト化され、再生も可能です。イヤホンタイプの周辺機器を装着している場合は直接耳に情報を届けることができます。

翻訳機能

エンタープライズプランでご利用いただけます。通話音声を、設定した言語で翻訳して再生でき、言語が異なるユーザーともリアルタイムにコミュニケーションができます。読み上げ機能もあるのでイヤホンタイプの周辺機器を装着している場合は直接耳に情報を届けることができます。

映像配信ができるLIVE画面

エンタープライズプランでご利用いただけます。言葉だけでは伝わらないトラブル時など、映像で配信することでより正確な情報共有が可能です。写真だけでは伝わらない細かい情報が映像を通して相手に伝えることができます。

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