インカムのような無線機は作業をしながら複数人と連絡をとるツールとして、工場や飲食店、イベント会場など様々な現場で活用されています。最近ではスマホにインストールするだけで無線機になる、インカムアプリを利用する人が増えました。従来のインカムは本体が重くてかさばる、導入費用が高いなどの課題もありますが、インカムアプリはそれらの課題を解決する、新たなインカムとして注目を集めています。ヘッドセットのような周辺機器をスマホに接続すれば、本物のインカムと同じような操作感で、より便利にインカムアプリを利用可能です。
この記事では、インカムアプリの特徴やおすすめの周辺機器について紹介します。インカムの導入や買い替えを検討している方は、ぜひ最後までご覧いただき参考にしてください。
インカム周辺機器おすすめをすぐに知りたい!という方はこちらから。
インカムとは
インカムとはインターコミュニケーションシステム(内線通話機器)の略です。「内線通話機器」という名前にあるように、元々は内線と同じように敷地内で会話をすることを目的に作られたものでした。しかし近年では無線で通信ができるようになり、飲食店やイベント会場、病院など様々な現場でコミュニケーションをとるために使われるようになりました。インカムの特徴は、ヘッドセットやイヤホンマイクを使って会話できることです。会話をする際に本体を手に持つ必要がないので、パソコンを入力しながら通話をするオペレーターのように、ハンズフリーで会話をしたい場面でよく使用されています。詳しくは下記の記事で解説しておりますので、ご覧ください。
用途によって形状に違いがあり、業務でよく使われるヘッドセットやイヤホンマイクのものの他に、バイクのツーリングに便利なヘルメットに装着するタイプもあります。機能面では、バイク用のインカムの場合は、ソロや2人乗りで利用するものや4人~6人でペアリングして会話を楽しめるもの、ナビやラジオ、音楽を聴く機能が付いているものなど、快適にツーリングするために様々な機能が備わっており、反対に業務用のインカムは比較的シンプルなものが多いです。
またインカムと似たような機能を持つ用品にトランシーバーがあります。インカムもトランシーバーも無線機の一種ですが、インカムとトランシーバーには以下のような違いがあります。
発信できる人数の違い
トランシーバーは一人の発信が終わってから他の人が発信する必要がありますが、インカムは送信者と受信者が同時に発信することができます。情報をスピーディーに伝える場合はトランシーバー、より複雑な会話をする場合はインカムが向いていると言えるでしょう。
形状の違い
トランシーバーは手に持って発信するのに対し、インカムの場合は耳にヘッドセットやイヤホンマイクを装着するのでハンズフリーで会話できるという違いがあります。トランシーバーは比較的短時間の通話に向いており、長時間の通話をする場合はインカムがより適しています。
音声の聞き方の違い
トランシーバーは搭載されているスピーカーから音が流れます。そのため、1台のトランシーバーの音声を複数人で聞くこともできます。一方イベント会場など周りが騒がしい場合やほかの人に内容を聞かれたくない場合は、ヘッドセットやイヤホンから直接音を聞くインカムが最適です。
インカムの種類と利用シーン
インカムには主に以下の3つの種類があります。
- 特定小電力トランシーバー
- 簡易業務用無線機
- IP無線機
それぞれの特徴を説明します。
特定小電力トランシーバー
名前に「トランシーバー」と付いていますが、実はヘッドセットの付いたトランシーバーをインカムと呼ぶ場合もあり、トランシーバーとインカムの明確な区別はなくなってきています。ですので特定小電力トランシーバーにヘッドセットを付けたものも、インカムの一種として利用されています。名前に「小電力」と付くように、小型で低出力のインカムです。本体から直接電波を出すため通信料がかからないうえ、価格も安いものが多いので費用を抑えやすく、導入しやすいのがメリットです。
しかし通信距離が最大500m程度と短く障害物の影響も受けやすいため、利用できる現場は制限されます。飲食店やアパレル店舗など、主に小規模な屋内の現場で利用されることが多いインカムです。
簡易業務用無線機
簡易業務用無線機は業務利用を想定して作られており、特定小電力トランシーバーよりもパワーのある無線機です。通信距離は最大5Kmほどであり障害物の影響も受けにくいため、場所を選ばずに広範囲に通信することができます。大規模な商業施設や屋外のイベント会場、リゾート施設など屋内屋外を問わず様々な現場で利用されています。
ただし簡易業務用無線機は利用するために免許が必要で、1度免許を取得しても5年ごとに更新しないといけません。
IP無線機
IP無線機は携帯電話の回線を利用した無線機です。携帯電話回線を利用するので、通信する距離に制限がないのが最大の特徴です。簡易業務用無線機の通信距離は最大で5Km程度なので、5Km以上離れている場所で連絡を取りたいときにはIP無線機が適しています。広範囲のイベントやタクシー、物流関係など、移動の多い現場ではIP無線機が向いているでしょう。
また地下の施設のように障害物が多い現場でも、IP無線機であれば携帯電話回線を利用するので、安定して通信することができます。
各インカムの選び方とメリット
インカムの種類とその特徴や利用シーンについてご説明しましたが、ここではより具体的に選び方やメリットを解説します。まずはインカムを選ぶ際の4つのポイントを解説します。
使う場所
インカムを選ぶ際に最も重要なポイントは「どのような場所で使うか」です。インカムを導入したけれど「全然つながらない」といったことにならないよう、利用する現場にあったものを選ぶようにしましょう。具体的なポイントは以下の3つです。
- 通信する距離
- 障害物の多さ
- 携帯電話が圏外の場所でも利用するか
料金
当然ですがインカムを利用するための料金も重要なポイントです。インカムは複数台を利用するものですので、台数が多くなると料金の負担もより大きくなります。料金を検討する際は、導入時にかかるコストと通信料のようなランニングコストの両方をそれぞれ比較しましょう。
使い勝手の良さ
せっかくインカムを現場に導入しても、使い勝手が悪いと効果は半減します。屋外で利用する場合にバッテリーが切れてしまうと困りますし、本体が重たいものを長時間使うのはユーザーにとって大きな負担です。利用シーンに合わせてバッテリーの持ちや本体のサイズ、重さなどを選択しましょう。
免許が必要か
「簡易業務用無線機」の場合は免許の取得と5年ごとの更新が必要なため、他と比べて導入時に手間がかかることは考慮が必要です。
特定小電力トランシーバーの選び方
500m以内の比較的狭い範囲で利用する場合は、特定小電力トランシーバーが有力な候補になります。特定小電力トランシーバーのメリットは以下です。
- 費用が安い
- 小型で軽量、バッテリーが長持ちする
- 圏外の場所でも使える
- 免許が不要
特定小電力トランシーバーは本体から電波を発するので通信料金がかかりませんし、本体の価格も比較的安いものが多いです。また免許の取得や回線の契約など事前の準備がいらないため、手軽に導入できる点が大きな魅力です。小型で軽量なものが多くバッテリーも長持ちするため「導入したけど思ったより不便だった」というケースも少ないでしょう。導入費用とランニングコストが抑えられ導入のハードルも低いため、少しでもコストを抑えたい方やとりあえず試しに導入してみたい方におすすめです。最大のデメリットは通信距離が最大500m程度と短く、障害物にも強くないこと。逆に言えば長距離や障害物が多い場所での通信が必要ない場合は、特定小電力トランシーバーが最適と言えるでしょう。
簡易業務用無線機の選び方
5Kmまでの広範囲で通信が必要な場合は簡易業務用無線機の導入を検討しましょう。簡易業務用無線機のメリットは以下です。
- 5Kmまでの広範囲で通信可能
- 障害物の影響を受けにくい
- 圏外の場所でも通信できる
- 通信料金がかからない
5Kmまでの広範囲で通信でき、障害物の影響も受けにくいのが特徴です。本体から直接電波を発して通信するため、携帯電話が圏外の場所でも問題なく通信できることも大きなメリット。多くの人が密集するイベント会場や山岳地帯など、電波が入りづらい場所でも問題なく通信でき、場所を選ばずにコミュニケーションを取れることが最大の魅力でしょう。災害時の通信手段としても活用が期待されます。
もう1つのメリットは特定小電力トランシーバーと同様に通信料金がかからないことです。IP無線機と違ってランニングコストが不要なため、費用を抑えつつ広範囲に通信したい場合は簡易業務用無線機を選ぶといいでしょう。簡易業務用無線機を導入する際に注意したいのは免許が必要ということ。
免許と言っても自動車免許のように講習を受ける必要はなく、インカムの販売業者に代理での申請を依頼することが一般的ですが、申請の手続きと数千円の手数料がかかります。また5年毎に更新も必要なため、気軽に導入できないという点はデメリットと言えるでしょう。特定小電力トランシーバーと比べると本体が大きくて重く、バッテリーも長時間持たないものが多い点も考慮が必要です。
IP無線機の選び方
IP無線機は携帯電話の回線を利用するので距離を問わずに通信できることが最大の特徴です。5Km以上の長距離で通信を行う場合はIP無線機を選択してください。広範囲で通信をしたいけれど範囲が5Km以内に収まる場合は、簡易業務用無線機のメリット・デメリットと比較したうえでどちらが最適か検討しましょう。IP無線機のメリットは以下です。
- 5Km以上の長距離でも通信できる
- 地下のような障害物が多い場所でも通信できる
- 免許が不要
最大の特徴は携帯電話の回線を使うことです。電話と同じように長距離でも通信できることはもちろんですが、障害物の影響が大きい現場でも通信できる点もIP無線機の強みの1つです。例えば地下の施設では障害物が多く、特定小電力トランシーバーや簡易業務用無線機では、階が1つ違うだけでもうまく通信できない場合があります。IP無線機なら携帯電話回線を利用して、地下の施設であっても安定した通信を行うことができます。ただし携帯電話回線が圏外の環境では利用できないため、山岳地帯のような基地局が遠い場所には不向きです。利用する現場の特性に応じて、簡易業務用無線機とIP無線機のどちらを利用するかを選択すると良いでしょう。IP無線機のもう1つのデメリットは、携帯電話回線を使うための通信料がかかることです。使える範囲が広い反面、3種類のインカムの中で最も費用がかかるのもIP無線機です。
インカムアプリという選択肢もある
ここまでインカムの種類ごとの選び方やメリットを紹介しました。どれも非常に便利なツールですが、通信距離に制限があったり重さやバッテリーの面で使い勝手が悪かったりランニングコストがかかったりと、それぞれデメリットもあります。そこで最近注目されているのがインカムアプリです。
インカムアプリはスマホがあればすぐに使える手軽さと、従来のインカムにはない便利さから人気を集め、選ぶ人が増えています。インカムアプリの1つである「Buddycom(バディコム)」は業界大手の企業をはじめ、様々な業種で導入されています。
この記事でインカムアプリの特徴について詳しく説明しますので、インカムの導入を検討している方はぜひ読み進めて参考にしてください。
インカムアプリがおすすめな理由
スマホにインカムアプリをインストールすることで、一瞬にしてスマホがインカムに変身します。インカムアプリがおすすめな理由の一つが、手軽に導入できる点です。お手持ちのスマホにインストールすれば、使い慣れているスマホでも利用でき、無線に慣れてない方でも簡単に始めることができます。
また無線機を別に用意しなくても、スマホが1台あればいいのでかさばりません。もちろん免許や申請などのめんどうな手続きも不要。スマホとネット環境さえあれば使えるので、ほとんどの現場ですぐにでも利用を始めることができます。
もう1つの魅力は低コストで利用できる点です。初期費用が不要ですし、スマホの回線が定額プランであれば通信料金もかからないので、トータルのコストも安く抑えられます。さらに通常のインカムとしての機能に加えて、スマホアプリならではの便利な機能が備わっていることも、選ばれている理由の1つでしょう。
今回はインカムアプリの1つである「Buddycom(バディコム)」を例に、インカムアプリの機能について解説します。
インカムアプリ「Buddycom(バディコム)」とは
「Buddycom」は株式会社サイエンスアーツが開発した、100%日本製のチームコミュニケーションアプリです。スマホのOSは、iOSとAndroidの両方に対応しています。ここでは、Buddycomの主な機能について解説します。
同時双方向のリアルタイムグループコミュニケーション
ボタンを押すだけで、電話のようにリアルタイムに双方向の通話ができます。相手の言葉を待ってから話す必要が無く、スピーディなコミュニケーションが可能です。グループを作って複数人での会話も簡単に行うことがでます。(1グループあたり2000ユーザーまでの同時発信を検証済み)
また通信距離の制限がないため、海外との通信であっても、問題なく行えます。
音声のテキスト化と翻訳で、コミュニケーションを見える化
通話内容をテキスト化できるので、音声を再生しなくても内容を確認することができます。音声を出せない状況の相手に対して、いちいちメールやチャットを送るのは時間のロスが大きいですよね。Buddycomなら音声を自動でテキスト化してくれるので、相手の状況にかかわらずスピーディーなコミュニケーションが可能です。
さらに複数の言語に翻訳したり、翻訳したテキストを読み上げたりすることも可能。多国籍なチームであっても円滑なコミュニケーションを実現できます。
ライブキャストで現場の状況を共有
ライブ動画で現場の状況をリアルタイムに共有しながらグループ通話が可能です。音声や画像では伝わりにくい場面でも、瞬時に情報を伝達できます。動画の配信中でも通常通りグループ通話ができるので、映像+声でより正確な情報共有が可能です。現場の状況を詳しく説明する場面や、映像を見ながら細かい指示を出す場面など、様々な現場でコミュニケーションの質を高めます。
ユーザーの位置を確認しながらMap上でグループ通話
Mapで指定した範囲内のユーザーと、グループまたは個別通話が可能です。アプリのMap機能を使ってユーザーがどこにいるのかを把握することができ、縮尺を変更して一定範囲内のメンバーのみと通話をすることもできます。ユーザーの位置を確認しながら通話ができるので、タクシーや配送など移動が多い現場で非常に便利な機能です。このようにインカムアプリは単にトランシーバーやインカムとして使用するだけでなく、スマホとしての機能を最大限に活かして現場のコミュニケーションに革新的な変化を与えることができます。
しかし便利な機能を持つインカムアプリを使いたいけれど、忙しい業務中にいちいちスマホを取り出して操作するのが難しい現場もあるでしょう。そういった問題は、イヤホンマイクやヘッドセットなどの周辺機器を用意することで解決します。
インカムアプリの周辺機器には、利用シーンや目的によってそれぞれ最適なものが用意されているので、この記事の内容を参考に選択してみてください。
周辺機器(アクセサリー)のおすすめ9選
インカムアプリのおすすめ周辺機器を紹介します。Buddycomに利用できる周辺機器はマイクのタイプ(イヤホン・スピーカー)や有線・無線、使える機能、騒音への対策、防水の有無など様々な特徴を持った製品が用意されています。利用シーンに応じて最適なものを選択しましょう。
【MKI-P3】ファンクションボタン搭載 Bluetoothマイク
「3つのファンクションボタンを搭載の多機能Bluetoothマイク」
→製品概要ページ
ファンクションボタンを搭載した多機能なBluetoothマイクです。中央のPPT(Push To Talk)ボタンを押している間のみ発信できます。さらに側面には3つのファンクションボタンを搭載しており、Buddycomの機能を事前に割り当てることができます。よく利用するグループを登録しておけば、ワンタッチで登録しているグループに発信が可能。
定型文を送信することもできるので、非常時や声が出せない場面でも情報を素早く伝えることができます。バッテリーは連続使用時間が最大約15時間、連続待機時間が最大約200時間と長時間の連続使用にも耐えることができるため、充電することができない環境であってもバッテリーが無くなって困ることはありません。IPX3の防水機能も搭載しており、屋内だけでなく雨の屋外でも利用可能。あらゆる利用シーンに対応できる、万能型のBluetoothイヤホンマイクです。
どの製品にするか迷った場合は、ファンクションボタン搭載 Bluetoothマイク(MKI-P3)を選んでおけば間違いないでしょう。イヤホンは耳掛けタイプと遮音タイプ(穴あき耳栓付き)の2種類から選択して、セットでご購入ください。
【Bbradio2】Bluetoothイヤホンマイク
「業務仕様の長時間バッテリ搭載Bluetoothイヤホンマイク」
→製品概要ページ
従来のBlutoothヘッドセットは、バッテリー稼働時間が短く、長時間使用する業務利用には不向きでした。またバッテリー稼働時間が長いヘッドセットは、重く、大きく、耳に負担がかかっていました。Bbradio2は耳掛け型ではなくタイピン型を採用。耳にかかる負担を小さくすると同時に、連続使用時間20時間というバッテリーの長時間稼働を可能にしました。通話は中央のPPT(Push To Talk)ボタンで行い、押している間のみ発信できます。
またサイドの電源ボタンで電話の応答も行えるほか、音量ボタンで音量の上げ下げも可能です。耳に触れるイヤホン部分は交換できるので、複数人で使い回す場合でも衛生的で安心して使えます。
【MKI-P1S1】4ボタンコントロールマイク
「有線だから確実に繋がる。4ボタン式の多機能コントロールマイク」
→製品概要ページ
Buddycomアプリと連携する4ボタンコントロール有線マイクです。シンプルなつくりながら、4つのボタンで複数の機能を使えるのが特徴です。PPT(Push To Talk)ボタンを押しながら通話する方法と、サイドのボタンで電話のように通話する方法の2種類を利用できます。両手を使ってハンズフリーで会話したい場合やトランシーバーのようにシンプルに発信したい場合など、場面に応じて使い分けが可能なマイクです。
また電話の応答もボタンで対応可能です。さらにサイド上下のボタンで、音量の上げ下げも簡単に行えます。Buddycomアプリと連携することで、スマホを触らずに様々なコミュニケーションを行えるので、多くの場面で利用できる周辺機器です。イヤホンは耳掛けタイプと遮音タイプ(穴あき耳栓付き)の2種類から選択可能です。
【MKI- G1】トグルイヤホンマイク
「シンプルで使いやすい有線イヤホンマイク」
→製品概要ページ
トグルイヤホンマイクはインカムと同じようにハンズフリーでの通話を可能にする、イヤホン一体型の有線マイクです。 ボタンを1度押すと通話開始し、もう1度押すことで通話を終了できます。また電話の応答や切断も可能です。インカムと同じようにハンズフリーで通話できるので、オペレーターのように両手を使いながら会話をする場合に最適です。イヤホンは耳にかけるタイプで360°回せるため、左右のどちらに装着しても問題なく使えます。
耳が痛くなりにくい素材を使用しており、長時間の装着でも負担がかかりません。耳掛けイヤホンのスポンジ部分はオプション品として追加購入できるので、衛生的に利用できるのもうれしいポイント。軽量・安価で操作もシンプルなため、手軽に導入できるイヤホンマイクです。
【MKI-P2S1】PTT専用タイピンマイク
「騒音に強い、高性能指向性マイク採用のタイピンマイク」
→製品概要ページ
騒音のある現場で使用するなら、高性能な単一指向性マイク採用搭載のPTT専用タイピンマイク(MKI-P2S1)がおすすめ。単一指向性マイクは一定方向の音しか拾わないため、外部の騒音をシャットアウトし、より確実に自分の声を届けることができます。PTT専用タイピンマイク(MKI-P2S1)はパチンコ店や鉄道会社など、騒音の大きい現場でも多く採用されているマイクです。本体はボタン1つのシンプルな設計で、ボタンを押しながら通話することができます。スマホから給電するため、充電や電池交換作業が不要なのも使いやすいポイントです。
【MKI-P5】PTT専用ノイズキャンセル型マイク
「騒音をシャットアウト。ノイズキャンセリング機能搭載タイピンマイク」
→製品概要ページ
ノイズキャンセリング機能がついた双指向性マイク採用のタイピンマイク。周囲の騒音を大幅にカットするBuddycom専用チューニングが施されており、口元に近づけた音声のみを拾うことができます。単一指向性マイクを搭載した「MKI-P2S1」も騒音に強いマイクですが、より確実に音声を届けたい場合は、強力なノイズキャンセリング機能が付いたモデルの本製品がおすすめです。
パチンコ店や遊技場、工事現場といった、常に大きな騒音がある現場に最適なマイクと言えるでしょう。「MKI-P2S1」と同様にボタン1つのシンプルな設計、スマホからの給電により電池不要といった特徴があります。
【MKI-P4】スピーカーマイク
「タフな現場で使える。フロントラインワーカー向けスピーカーマイク」
→製品概要ページ
IP65の高い防塵・防水機能を持ち、屋外などのタフな現場でスマホに触らずにコミュニケーションをとりたい、フロントラインワーカー向けのスピーカーマイクです。Push to Talk(PTT)ボタンを押すだけのシンプルな操作で、手にグローブをはめたままでも簡単に通信できます。スピーカータイプなので、建設現場や警備現場、駅のホームなど屋外で耳にイヤホンをいれずにBuddycomを使いたい場合に最適な周辺機器です。4時間の充電で48時間も使用可能なため、電源のない屋外でも困ることはありません。
AINA PTT Voice Responder – Bluetooth スピーカーマイク
「耐久性に優れた多機能Bluetoothスピーカーマイク」
→製品概要ページ
Aina PTT Voice Responderは優れた機能性、頑丈なデザイン、フレキシブルな互換性を備えた次世代Bluetoothスピーカーマイクです。IP67の高い防塵・防水機能を持っており、雨の屋外や工場、建設現場などの粉塵の舞う現場でも安心して利用できます。さらにノイズキャンセラー搭載で、騒音や風の強い環境でも鮮明でクリアな音質を提供します。
PTT(Push To Talk)、電話、緊急警報、チャンネル切り替えなどの機能をリモートコントロールできるので、スマホをポケットから出す必要がありません。2つのPTTボタンにBuddycomの機能を割り当てることで、特定のグループ向けに発信することも可能。緊急ボタンにもBuddycomの機能を割り当てて、緊急時を知らせる定型文の送信を行えます。
さらにマルチファンクションボタンにて、電話の応答、終話、リダイヤル、通話時のマイクミュート、音声認識の起動を行うことができます。2時間の充電で24時間使用可能なため、充電に悩まされることもないでしょう。あらゆる現場に対応できる、機能性、耐久性に優れたスピーカーマイクです。
Jabra Perform 45
「小型で軽量、耳への負担がかからないワイヤレスヘッドセット」
→製品概要ページ
フロントラインワーカーにとって重たいヘッドセットだけは避けたいです。Jabra Perform 45 は、わずか18gという軽量ボディで左右どちらの耳にもフィットし、長時間の使用でも耳に負担がかかりません。さらに最新のウルトラノイズキャンセリングマイクを搭載し、周囲の雑音を最大 80% 除去するので、あなたの声を確実に相手に届けることができます。Jabra Perform 45は軽くてコンパクトなのに、高性能なワイヤレスイヤホンです。少しでも軽いものがよい方や、目立ちにくいシンプルな見た目がよい方におすすめです。スタッフは話している声を一度で正しく聞き取ることができ、聞き返し、言い直しが起こることを防げます。
インカムアプリならBuddycom
インカムアプリの「Buddycom」は様々な業種で導入されています。ここでは業界ごとの導入事例をご紹介するので、より具体的な活用方法をイメージしてみてください。
航空業界(JALエンジニアリング様)
航空機整備会社のJALエンジニアリングでは、整備士同士の連絡手段としてBuddycomが利用されています。Buddycomの導入により、重たい無線機を持ち歩く必要がなくなり、整備士の負担が軽減されました。また料金の面でも、1台あたり月額数千円の節約が可能になりました。航空機のフライト間の整備では1分1秒を争うため、スピーディで安定した通信が求められます。ですので導入前は「通信が安定しないのでは?」という不安の声もありましたが、無料トライアルを実施して品質を確認し、導入に踏み切りました。
今では航空機の整備にかかせないコミュニケーションツールとして、24時間365日安定した通信で安全な運航を支えています。
鉄道業界(JR東日本様)
JR東日本では、導入しているIP無線機の数が限られていたため、大規模なイベントに備えてすべての係員が情報を共有できる連絡手段が必要と感じていました。そこで、タブレット端末を全駅員に支給したことを契機にBuddycomを導入することにしました。国立競技場や東京体育館など駅周辺で大規模なイベントが行われる際は、他の駅から駅員が応援に駆けつけます。
Buddycomの導入により、応援に来た駅員も含めすべての係員が同時に情報共有をできるようになりました。改札付近の状況をライブキャスト機能を利用して配信することで、人の流れがどれぐらいなのかを全員が把握でき、お客様の案内に役立てられています。
また一部の駅員はタブレット端末、IP無線機、PHSの3種類の機器を一緒に持ち歩いていましたが、Buddycomの導入によりタブレット端末一台に集約できたことで、駅員の負担を軽減することもできています。
小売業界(イオンリテール様)
総合小売業のイオンリテールでは、人手不足と接客の効率化が大きな課題でした。そこで「従業員の働き方改革」を目指して導入されたのがBuddycomです。店舗にはすでにスマートフォン約2万台が配布されていたため、アプリのインストールを行うだけですぐに利用開始でき、現場でのコミュニケーションの改善に大きく役立っています。
導入前は店内放送で応援要員を呼び出しても集まりが遅かったのですが、Buddycomで個別に呼び出しが可能になったため、お客様を待たせる時間が減りました。店舗の従業員からは、「上司や部下とのコミュニケーションが良くなった」、「連絡事項がスムーズに行き渡るようになった」など、想定以上の効果が報告されています。
介護業界(社会福祉法人 聖徳会様)
Buddycomを導入する前は連絡ツールがなかったため、大声で呼びかけたり走って対応することがありました。そこで従業員の負担軽減や利用者へのサービス向上のため、大手企業や公共交通機関で実績のあるBuddycomに注目し、導入することにしました。利用者が建物間を移動する際には安全確保のために職員を多く配置するなど、Buddycomでコミュニケーションをとることで臨機応変な対応が可能になりました。
Buddycomを使用してからは職員の対応がとても速くなったと、利用者やその家族からも好評です。また音声をテキストにして備忘録にすることで、大切なことの記録漏れを防止できるようになるなど、単なるインカムの枠を超えて活用されています。
製造業界(日本クッカリー様)
以前使っていたトランシーバー型のインカムは、購入費用が高額で予備機器を持つことができず、繁忙期には台数が不足していました。他にも本体が重いことやインカムとしての機能しかないことなど、様々な課題を解決するために、1台で複数の用途に利用できるBuddycomの導入を決めました。
Buddycomの導入により、従業員はインカムや電卓、タイマー、カメラなどをすべてスマホ1台に集約し、複数台の機器を持ち運ぶ必要がなくなりました。また以前は1台あたり十数万円のかかっていた初期費用を、スマホに置き換えることによって1台あたり数万円まで抑えることができ、コストの面でも大きなメリットになっています。
工場内の騒音が激しいエリアでは、会話を聞き逃してしまってもいつでもアプリ上で聞き直すことができるため、コミュニケーションのロスがなくなりました。またグループの管理も簡単なので、用途に合わせて複数グループに登録してグループ発信で効率的に連絡をとっています。
このようにBuddycomは様々な業種でコミュニケーションツールとして活用されています。Buddycomでは現在、30日間の無料トライアルを実施中です。Buddycomの無料トライアルは以下のたった4ステップで始められ、終了後に勝手に料金が発生することはありません。
公式ページから無料トライアルに申し込みできるので、まずは実際に触って性能を試してみてはいかがでしょうか。
インカムアプリの使い方
インカムアプリのBuddycomは、スマホにインストールするだけですぐに使えます。使用するにはログインが必要ですが、ユーザーIDとパスワードを入力する方法の他に、配布したQRコードかURLからもログインが可能なので、パスワードが分からなくて混乱するような事態になることも防げます。
ログインするとグループ通話ボタンが表示されるので、押すだけですぐに設定されたグループへ通話が可能です。デフォルトはトランシーバーのように1人ずつ発信する単方向通話ですが、最大8人まで同時に発信できる双方向通話も選択することができます。
難しい操作は不要。
送信するグループの切り替えや通話履歴の確認、ライブキャスト、マップの確認などの機能もすべてトップ画面から行えるため、誰でも簡単に利用できます。
他社のインカムアプリとの違いは?
Buddycomは2015年9月よりサービスの提供を開始し、大手企業を含め600社以上の導入実績があります。機能も豊富で、人数無制限のグループ通話に加え、音声の自動テキスト化や翻訳、映像の共有、位置情報を使ったグループ通話などの機能をすべて備えているアプリはBuddycomだけです。
多くの機能を揃えていながら、料金は最も安いもので月額660円から始められ、コストパフォーマンスにも優れています。詳しい内容は公式ホームページから資料をダウンロードしてご確認ください。
分かりやすい料金プラン
Buddycomの料金プランは以下の4つから選べます。(年契約の場合)
Talk Lite
¥660/ 月
- トランシーバー機能
- かんたんログイン
- ライブ映像配信
- 音声テキスト化
- 翻訳機能
- その他エンタープライズ機能
- お申し込み
Talk
Enterprise¥1,100/ 月
- トランシーバー機能
- かんたんログイン
- ライブ映像配信
- 音声テキスト化
- 翻訳機能
- その他エンタープライズ機能
- お申し込み
Livecast Lite
¥1,650/ 月
- トランシーバー機能
- かんたんログイン
- ライブ映像配信
- 音声テキスト化
- 翻訳機能
- その他エンタープライズ機能
- お申し込み
Livecast Enterprise
¥2,200/ 月
- トランシーバー機能
- かんたんログイン
- ライブ映像配信
- 音声テキスト化
- 翻訳機能
- その他エンタープライズ機能
- お申し込み
音声通信のみの「Talk Lite」プランなら、年契約で1ユーザーあたり月額660円相当から利用できます。映像配信を行いたい場合は「Livecast」プランを選択してください。
また高いセキュリティを求める場合やアプリの機能を管理者が一括管理する場合、音声のテキスト化や翻訳機能を利用したい場合は「Enterprise」版を選択してください。どのプランがよいか迷う場合は無料トライアルで実際に試してみることをおすすめします。Buddycomの無料トライアルは30日間10ユーザーまで利用可能で、今すぐ始めることができます。無料トライアルは一番機能面が充実した「Livecast Enterprise」をご利用いただけます。この機会にぜひお試しくださいね!
インカムアプリ使用に必要なもの
Buddycomはスマホにインストールするだけで利用できますが、周辺機器(アクセサリー)をスマホと接続することでハンズフリーでの通話が可能になり、より便利に利用することができるようになります。Buddycomには用途に合わせた様々な周辺機器が用意されているので、以下のリンクにある一覧から現場に合った最適なものを選んでみてください。
Jabra Perform45はコンパクトなヘッドセットで、スタイリッシュにBuddycomを使えます。完全コードレスなので、介護施設や製造工場のようにコードに煩わされることなく利用したい現場におすすめです。2022年12月21日からは周辺機器のラインナップに「Jabra Perform45」を加えました。
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