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免許不要な無線機とは?無免許で利用する時の条件とおすすめの無線機を紹介

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免許不要な無線機とは?無免許で利用する時の条件とおすすめの無線機を紹介

無線通信を行うための「無線機」には、利用する際に免許が必要です。ただし、中には条件によって無免許で利用できるものがあり、従来よりも手軽に利用することができます。無線機を無免許で利用する時の条件とおすすめの無線機をご紹介します。

無線機を利用する時は免許が必要

山奥でトランシーバー_横幅1200px

「無線機」は、無線通信を行うための機器です。無線通信とは主に電波を利用して行う電気通信のことで、通常は短縮して「無線」、そのための機器を「無線機」と呼びます。対して、ケーブルなどを使用する通信は有線通信といいます。

無線機は機能によって「受信機」「送信機」、受信機と送信機が一体化した「トランシーバー」に分類されます。「電波法」において「受信のみを目的とするものを含まない」とされており、テレビやラジオといった電波を受信のみで利用するものは含みません。

単に「無線機」と言う場合、一般的にはトランシーバーのことを指すことが多いでしょう。無線機にはアナログ無線機、デジタル無線機、MCA無線機、IP無線機、インカムなど、さまざまな種類があります。

イベント会場やレストランなどの飲食店、工事現場などでスタッフ同士が無線機を使って連絡を取り合っているのを見たことがあるのではないでしょうか。現在では携帯電話が広く普及したため、携帯電話で代用できそうなものですが、今でも無線機を利用するシーンを多く見かけます。

無線機を使う利点として、携帯電話と違い、一斉に複数の人と連絡ができるという点があげられます。同じネットワーク内に存在する無線機に対して一斉に同じ音声を届ける「一斉通話」、同じネットワーク内にある無線機をグループ化してチームレベルで同時通話ができる「グループ通話」、無線機ごとに優先順位がつけられる「優先通話」などが可能です。

無線機を利用する際、1W出力以上のものを利用するには、総務省総合通信局の免許が必要です。免許は1度取得すればずっと利用できるというものではなく、5年ごとに更新する必要があります。仮に免許申請をせずに業務用無線機を利用すると電波法違反となり、処罰の対象となります。

無線機を利用するのに免許が必要なのは、出力が強い無線機が自由に使えると、公共の電波に悪影響を与えてしまうからです。実は、電波は限りがある資源で無限に使えるものではありません。電波の使用をある程度制限しないと、電波と電波が干渉しあったり、電波が足りなくなったりと、さまざまな弊害が生まれる可能性があるのです。そのため、公共の電波に影響を与えない微弱な無線機ならば、その使用に制限をかける必要がなく、無免許での利用が認められています。電波が微弱な無線機として「特定小電力トランシーバー」や「IP無線機」があげられます。

無線機を利用するためには

免許局と登録局の違い画像_白背景

無線機を利用するための簡易無線局には、「免許局」と「登録局」があります。無線機を利用する際は、その無線機が免許局と登録局のどちらに該当するのか把握して、申請を行わなければなりません。このうち、免許局は会社や団体が組織内の連絡手段として利用することを目的とした、業務用の無線局です。業務での使用を目的としていることから、チャンネル数が多く、周波数帯が区別され、混線がしにくいという特徴があります。

無線機1台ごとに免許が必要で、免許を取得した会社や団体に所属する人のみ使うことができます。免許を持っている組織に所属していない人に使わせることや、無線機をレンタルすることは禁止されています。登録局と比べると申請に手間がかかりますが、機能面で優れており、比較的大きな組織で運用するのに向いているといえるでしょう。

一方、登録局は免許局と違い、業務以外にもアウトドアや屋外でのレジャーなど幅広い用途で利用することができます。2008年にそれまでの規制を緩和するための無線局として制度化されました。免許や登録が必要ない特定小電力トランシーバーに対し、出力が最大5wでより広い範囲での使用が可能です。

また、免許局のように1台ずつ申請する必要はなく、複数まとめて申請することができます。法人だけでなく個人でも無線機を使用でき、登録者以外も利用することができます。そのため、レンタルとして貸し出すことができ、より気軽に利用できます。ただし、免許局とくらべるとチャンネル数が少なく、混線しやすいというデメリットがあります。

免許不要で利用可能な無線機の条件

無線機を免許不要で利用するための条件として「電波が微弱な無線機であること」「小電力で特定の用途に利用するための無線機であること」があげられます。

電波利用について定めた総務省のWebサイトでは、免許や登録を要しない「特定小電力無線局」の要件について、次の一覧のように定義されています。

  1. 空中線電力(送信出力)が1W以下であること
  2. 総務省令で定める電波の型式、周波数を使用すること
  3. 呼出符号または呼出信号を自動的に送信しまたは受信する機能や混信防止機能を持ち、他の無線局の運用に妨害を与えないものであること
  4. 技術基準適合証明を受けた無線設備だけを使用するものであること

引用元:総務省電波利用ホームページ「免許及び登録を要しない無線局」

免許不要で使える無線機は2種類

免許不要で使える無線機は「特定小電力トランシーバー」と「IP無線機」の2種類です。

特定小電力トランシーバー

特定小電力トランシーバー

「特定小電力トランシーバー」は、トランシーバーの中でも比較的通信距離の短い無線機で、出力が弱いため、通信距離の目安は見通しの良い場所で約200m、ビルなど障害物が多い市街地では100m程度とされ、最大でも500メートルぐらいの距離でしか利用できません。

メリットとしては、軽量でコンパクトなので扱いやすく、電池の減りが遅いことがあげられます。送信出力が小さいため、周りの電波に干渉する恐れが少なく、免許や登録が不要です。これにより、無線機をレンタルできたり、導入コストが安く抑えられるのも魅力です。また、家電量販店などでも取り扱っているので、導入しやすいのもメリットでしょう。

一方で、障害物や遮蔽物に弱く、通信距離に限界があるのがデメリットです。そのため、電波をさえぎるものがある場所ではうまく通信ができない可能性があります。

機種によっては中継器に対応しているものもあり、各無線機の通信が届く範囲内に中継器を設置することで、通話エリアを拡大することができます。

特定小電力トランシーバーは、近くで他の人も特定小電力トランシーバーを使用していると、混信してしまうことがあります。もし混信してしまったら、なるべく離れたチャンネル番号に設定し直してから通信を行うなど、対処が必要です。混信は偶発的におこるため対策が取りづらいのですが、周囲に無線機を使用している人がいないか前もって確認するなど、注意が必要でしょう。

また、特定小電力トランシーバーを使う際、下記に該当することは電波法違反となります。

  • 技適マーク(技術基準適合証明)のない機器を利用すること
  • 技適マークのある機器を改造すること・改造された機器を使用すること

海外製品は日本の規格と異なり、使用すると違法になる可能性があるので注意しましょう。電波法違反は故意でなかったにしても、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられる可能性があります。

IP無線機

IP無線使ってる風な男

「IP」とはインターネット・プロトコル(Internet Protocol)の略称で、「IP無線機」は携帯電話回線を利用して音声通信を行う業務用無線機です。「IPトランシーバー」や「PoCトランシーバー」「LTEトランシーバー」など、さまざまな名称で呼ばれますが、これらはすべてIP無線機のことです。

従来の無線機は電波の届く距離でしか通話ができませんでしたが、IP無線機は携帯電話のデータ回線を使用するため、電波がつながる所であればどんなに離れていても利用することができます。さらに、IP無線機は特定のIPアドレスに直接音声データを送っているため、障害物や遮蔽物の影響を受けません。一方で、携帯電話がつながらないような山中や地下等では利用することができません。

IP無線機は、特定小電力トランシーバーと同じく、免許や登録が不要です。これは、従来の無線機が電波を飛ばして通信を行うのに対し、IP無線機は携帯電話やWi-Fiのデータ回線を利用して通信を行うためです。これにより、IP無線機はレンタルが可能です。

IP無線機は携帯電話と違い、複数人と一度に通話することができます。携帯電話は基本的に1対1で会話をしますが、IP無線機なら無線機さえあれば全員と同時に通話ができ、それぞれが別の場所にいても会話をすることが可能です。

従来の無線機と比べてさまざまなメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。その1つが、定額で費用が発生するためランニングコストが高くなってしまうことです。基本的にIP無線機は定額での利用となるので、まったく使ってなくても使用料が請求され、結果的にコストがかかってしまうのです。

IP無線機は、携帯電話やネットワークの回線を使用して通話するため、多くの人が密集して携帯電話を使用するようなシーンでは、つながりにくくなる可能性があります。また、携帯電話の電波が届かないような場所では使用することができません。

免許不要で使える無線機はBuddycom

No1訴求

免許不要で使える無線機としておすすめしたいのが、スマホインカム「Buddycom(バディコム)」です。

「スマホインカム」とは

「インカム」は、正式名称を「インターコミュニケーションシステム(Inter Communication System)」といいます。明確な定義があるわけではありませんが、ヘッドフォンとマイクが一体化したタイプの無線機や、トランシーバーなどにヘッドフォンとマイクをオプションとしてカスタムした無線機などを「インカム」と呼んだりします。

スマートフォンを活用したインカムが「スマホインカム」です。

通常、携帯電話は1対1のやりとりしかできません。一方、スマホインカムは1人対複数人のやりとりが行え、とても便利。イベント会場や工場、大型店舗などでも活用され、スマホインカムを選ぶ企業が増えています。

「Buddycom」とは

Buddycomは、スマートフォンやタブレットにアプリをインストールするだけでサービスが利用できるスマホインカムです。とても簡単にインストールできて、複雑な操作は不要。手軽に扱えて、映像や文字、位置情報などを活用し、1ランク上のコミュニケーションを実現するコミュニケーションツールです。ここからは、Buddycomの特徴をご紹介します。

TALK画面_iPhone
TALK画面

グループ発話

CHAT画面_iPhone
CHAT画面

チャット、トーク履歴

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エンタープライズプラン
LIVE画面

ライブキャスト

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MAP画面

メンバーの位置確認

このように、Buddycomには音声通話だけでなく、ライブ映像の配信、音声のテキスト化、翻訳機能、マップ通話、メッセージの暗号化といった高い技術と多彩な機能があります。この技術と機能により、現場のコミュニケーションの質を向上させ、働く環境の意思疎通をより円滑にしてくれます。

以上のように数多くの利点を持つBuddycomは、その高い性能で多くの企業から注目を集め、高い評価を受ける人気のスマホインカムです。さまざまなビジネスの現場で導入事例があり、公式サイトに事例を掲載してます。公式サイトには「Buddycom」の資料を用意してますので、詳細をダウンロードしていただけます。

無線機を導入される際は、ぜひBuddycomをご検討くださいませ。お気軽にご相談・お問い合わせください。

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